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2018.6.21

From VIS

2018年度 新入社員研修【ハマイチ】ー2日目ー

1日目の座学研修は無事終了。さて2日目はいよいよ浜名湖一周ウォーキングです。おおよそ33キロの道のりを、地図とコンパスだけを片手に仲間たちと挑みます。無事ゴールにたどり着けるのか?

朝の6時前。ホテルのロビーに集合です。朝が早く、多少眠そうな顔も見受けられますが、みんな元気そう!過酷な道のりを前にしても、同期とならなんだかワクワクのようですね。

スマホ無しでたどり着けるのか!?

さあ。いよいよスタートです。初夏の朝はとても早いもの。太陽はある程度の高さまで登り、ひよこたちのスタートを待ち構えています。
今回もスマホは禁止。持っているのは、紙の地図とコンパスだけです。前回のコラムでもお伝えしましたが、彼らは完全にスマホ世代。知らない道は、スマホが道案内してくれました。そんな彼らにとってコンパスは、どうやって使ったらよいかもわからない代物だったりして。。。。


昨年のひよこたちは、スタートして5分。ホテルの敷地を出る時点で反対方向に進んだチームがあったり、曲がり角を間違えたチームがありましたが、今年のひよこたちは順調なスタートをきれるのでしょうか?

臨機応変に対応をする

やはり地図の試練はやってきました。浜名湖沿いの道と市街地が交錯する場面。もっとも通りやすい推奨ルートを進んでいたにもかかわらず、市街地の交差点でいつのまにか別のルートを選んでしまったチームが。。。さらにはそんなチームが前に見えたのか、後を追うようにして別のチームも誤ったルートに迷い込んでしまいました。

けれども、地図を確認すると、誤って入ってしまったルートも決して反対方向に進むわけではなく、前に進めば元のルートに戻れる道のよう。ただし少々交通量が多く歩道がないので、縦列で進む必要があります。

どうしようかと考えた彼ら。チームで意見を交わします。

「元のルートに戻る?」
「戻るなら時間がないから走らなければならないよ?」
「車の往来が激しいな」


チームのメンバーで、リスクや体力、危険性など、様々な角度から意見が交わされました。そして、結果的に彼らはこのままのルートを突き進み、ゴールを目指すことに。
予定していたルート、推奨ルートではないものの、時間通りにゴールに着けるように前に進むことを決めたのです。

仕事をしていれば、予定通りに進まないこともしばしば。むしろ、思い通りにならないことのほうが多いはず。それでも、お客様との約束や納期、コンプライアンスは守らなければいけません。
そんな時、どんな風に対応するか。どれだけ臨機応変に対応ができるのか。

そんな事が問われた一面だったのではないでしょうか?

フォトスポットではフォトジェニックに

今回も前回と同様にフォトスポット制度を採用。推奨ルートをたどることができれば見つけられるスポットの写真が事前に渡されており、歩みを進める中で写真と同じ場所を探します。浜名湖を一周するというミッションの中に、さらに加えられた指令で。このフォトスポットを探すには、ただ歩くだけではなく周りに気を配って歩かなければなりません。もちろんどんなに疲れていても、下を向いて歩いていてはスポットを見逃してしまいます。


そんなフォトスポット。決して見つけるのが難しいわけではないのですが、見つかった時には毎回歓声が上がります。

「あったーーー!!あれじゃない?」

大人になっても、宝を見つけた子供のようにチームに活気が生まれます。

フォトスポットではもちろん写真をパチリ。
ここはさすがインスタ世代。インスタ映えするフォトジェニックな写真はお手の物です。


中盤に襲ってくる疲労感

朝6時のスタートから、およそ5時間。にぎやかだったひよこたちにも、少しずつ疲労の色が見え始めます。軽かった足は重く、少しの坂道もその負担が重くのしかかてきます。
次第にメンバーの口数も減って。。。。沈黙はさらに疲れを増すようにさえ感じます。

そんな時、チームのムードメーカーを任されているメンバーが声をかけます。


「日曜日の朝のアニメといえばさぁ。。。。」


そこは同世代の同期の仲間たち。
少しの話題があれば、会話はどんどんと弾むもの。黙って下を向いて歩いたメンバーにも笑顔が戻ります。一人で歩いているのではない、みんなで挑戦をしているんだ!!!


恒例の浜名湖のうなぎ屋さん

昨年の新卒ハマイチでも、キャリア(中途採用メンバー)のハマイチでも、メンバーのお昼ごはんでお世話になっているのが、浜名湖のほとりのうなぎ屋「勝美」さん。
歴代の先輩たちから、「ハマイチで食べる鰻の味は絶品」と事前に聞かされているひよこたち。

このころになると、


「ねぇ、ウナギまであとでどれくらい?」


そんな言葉が合言葉になるように。

浜名湖tのほとり、木々が生い茂る山道を抜けたところでそのうなぎ屋さんを発見。疲労がたまっているはずの身体も、なぜだか軽くなるもの。はやあしでお店に駆け寄ります。

長い工程のなかで、ちょっと一息ホッとできる瞬間ですね。      

自分と仲間とむきあう穏やかな時間

昼食を食べたあとは、遊覧船に乗り対岸へ。残りは4分の1。およそ8キロ程度の道のりです。ここからは道を間違えるといったことはなさそう。あとは体力や集中力との戦いです。

出発からおよそ8時間。体に疲労感を抱えながらもどうやらゴールまでたどり着けそうな気配が。すると、それまでの緊張感がすこしほぐれ、チームの会話も深い話に。

丸一日歩く中で、自分と向きあい、仲間と向き合い、これからの社会人生活に向き合い、いろいろと考えることができた時間。4月に社会人になってから、がむしゃらに駆け抜けてきた2か月を少し振り返ります。

「歩いてる途中、盛り上げてくれてありがとうね!」
「私、あの先輩みたいになりたいと思ってるんだ」
「こういう仕事がしたいよね。」
「はやく素敵なオフィスが作りたい。」
「仕事も会社の行事も大変だけど、同期でがんばろ!」
「道間違った時、笑ってくれてありがとう」


チームで生まれた言葉は、どれも愛と希望にあふれた言葉でした。もちろんしんどいなと思うことも、つらいなと思うこともありましたが、それでも仲間とだから苦しくても最後まで頑張ろうと思える。穏やかな時間を過ごしながら、そんな気持ちを感じていたのではないでしょうか。


ついにゴール

午後4時頃、ついにゴールです!!出発点である、ホテルに全員無事に帰ってきました。
道を間違えたり、時間に遅れたりということがあったものの、今回も大きなトラブルなく、事故なく全員が無事にゴールすることができました!!

33キロの道のりを歩いた彼らには、どこか達成感のある笑顔が。。。


1日目は座学で研修。2日目は浜名湖を一周歩くという今回の研修の2日間。
メンバーたちがハマイチ研修から得たものはなんでしょうか。

  「たとえ間違ったとしても、臨機応変に対応をすることが大事」
  「その時の最善策を考え選択をする力が必要」
  「同期がいて本当に良かった。大好きだと実感した」

こんな言葉がメンバーのレポートには書かれていました。この2日間でひよこ達は、その場で考え判断する対応力や、「仲間」との絆を得ることができ、きっとそれは仕事やプライベート問わず、これからの人生にとても役に立つとても重要なものとなるでしょう。

新たに始まるヴィスの一員、社会の一員としての生活の中で、きっと大変な困難やつらい現実にぶつかるときもくるかもしれません。でも、きっとこの研修を思い出して、乗り越えていってくれるはず。また一回り大きくなったひよこ達はそれぞれの夢と希望を抱いて、「はたらく人々を幸せに。」するために前に進んでいくのでした。