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2016.12.26

From VIS

今年から始まったキャリア社員研修【ハマイチ】余すことなくたっぷりとレポート!!

「新卒メンバーにはビワイチという研修があるけれど、キャリアメンバーにはないんですか?」
メンバーとの面談“voice”での言葉から始まった【ハマイチ】研修。キャリア社員1年以上3年未満のメンバーを集め、琵琶湖一周ならぬ浜名湖一周するというプログラム。ビワイチと異なるのは自転車ではなく、徒歩で周るということ。2日間の研修でキャリアメンバーが得たものとは。

◆1日目 座学研修◆―これからのヴィスの成長の為に自分ができること―

1日目は浜松駅近くの貸し会議室での研修です。まずはこのキャリア研修【ハマイチ】の目的や、ヴィスでのキャリアプランについて説明がありました。これからヴィスと共に成長していくにあたり、「自分は会社から何を求められているのか?」「自分には何ができるのか?」改めて自分と向き合うことから始めます。
何事も始まりは“現状の自己分析”が基本です。今回のハマイチ研修の前には2つの事前課題が出ていました。1つ目が『自分の強み分析』、2つ目が『自分インタビュー』。自分が考える自分の強みと、他者が考える自分の強みをすり合わせ、自分がこれからもっと伸ばせることや気づかなかった能力を見つけ出していきます。
事前課題を元にグループに分かれてディスカッションタイム。みんなと意見を交換することで、自分の価値観や譲れない想い、モチベーションになっていること等が自然と露になり、今までモヤがかかっていたように見えた自分の考えが段々とクリアになっていきます。ディスカッションを通してキャリアメンバーが抱えるあるある話もチラホラあがり・・・。話がつきません。

明日の自分との約束

ディスカッションを通して自分の考えやヴィスでの自分の役割がクリアになったところで、最後は全員の前で一人ひとり発表をします。今の自分の強いところ、足りないところ、これからのヴィスでありたい姿、どうやって成し遂げていくか。普段仕事をしている中では、なかなかゆっくりと考えられなかったり向き合えなかったりするこれらの想いですが、実は人生という枠で仕事をしていく中ではとても大切なこと。ゆっくりと向き合い考えることでより充実したワークライフを送れますし、メンバーとのディスカッションを通して自分一人では思いつかなかった考えや価値観に触れ、世界観が広がっていきます。
この座学研修を通して、キャリアメンバー自身がこれからのヴィスでのキャリアプランをより明確にできたのではないでしょうか。

◆2日目 ハマイチ研修◆―困難を共に乗り越えることで生まれる絆―

さて、とうとう2日目。浜名湖一周する日です。
早朝5時45分にロビーに集合し、レッドブルを片手にハイポーズ。これから長い一日が始まります。
ルールはiphoneの地図機能使用禁止。代わりに渡されたものは、地図とコンパス。そう、とてもアナログな手法でゴールを目指すのです。
事前にチーム全員に役割が与えられていました。「リーダー」「タイムマネージャー」「ナビゲーター」「ムードメーカー」「フィジカル」・・・与えられた役割をチームの中でどのように発揮すれば良いのか、具体的にはどう動いたらいいのかを、研修の前にチーム内で話し合ってもらい当日を迎えていました。さて、各々の役割を再確認しゴールに向けて出発です。

朝日を目指してゴールへの第一歩

第一陣は5時50分出発ということもあり、辺りは真っ暗。ご来光はどちらからなのだろうと想いを馳せながら、これから始まる浜名湖一周完歩に向け歩みを進めます。チームは全部で4チーム。5分おきにスタートしていくのですが、まだ薄暗いこともあり5分あけるだけでも前のチームはもう見えません。出発地点であるエクシブを一歩でた瞬間から右を行くチームもあれば、左に行くチームも。既にチームにより明暗が分かれることになりました。さて、どうなるのでしょうか。

気付いた時がいつもスタート地点

しばらくして朝日も見えてきました。とても綺麗なご来光。この時はまだ景色を楽しむ余裕もありました。足取りもまだまだ軽い。今回は地図とコンパスしか渡されていない為、遭難しないよう各チーム一時間ごとに位置情報を引率者へ送ります。
全チーム出発から約一時間後の朝7時。続々と送られてくる位置情報の中に、ひとつだけ全く違う方向にいる位置情報が。これは・・・反対方向を歩いている!!緊急事態です。
引率者は急いで反対方向を歩き続けているチームへ向かいます。今回は歩きであっても途中で遊覧船に乗るので時間に制限があります。
急いで引き返した先には立ち止まっていたひとつのチームが。彼らもちょうど間違いに気付いていた様子でした。どうやら一番最初に地図の見方を間違えてしまったんだとか。。さぁ、気付いた時がいつもスタート地点です。いつでも何度でもやり直せられる。ここから挽回できるようさらに力を合わせて、再出発をします。

拠点やセクションという枠が消えた瞬間

だんだんと太陽も昇ってきて気がつけばとてもいい天気。快晴です。ですが、歩みを進めれば進めるほど、足も痛くなってくるもの。足が痛すぎて道端で大きな棒を拾うメンバー。棒が長すぎたので半分に折り、同じチームメンバーに半分プレゼントしていました。仲良く半分になった棒を支えにさらに歩みを進めます。大阪と東京という拠点も違えば、管理本部とクリエーターというセクションも違う。それでも自然と手を差し伸べ合えるのは、「ヴィスメンバー」という同じ価値観が成せるものです。ヴィスはいつもひとつ。拠点もセクションも年齢も性別も国籍も、どんな枠も関係ありません。
さて、ハマイチはまだまだこれからです。

歩くリズムと一緒に自然とこぼれる心の声

ハマイチでもビワイチで行っていたような『ログシート』を記載していました。2時間ごとにチェックポイントを設け、「今思っていること」「誰かに対してありがとうという想い」を記録していきます。
「○○さんがアイシングスプレーをかけてくれた。ありがとう。」
「歩きながら全員に声を掛けてチームを盛り上げてくれる○○さん。ありがとう。」
ログシートを記載することで、なんとなくただ歩くのではなく、チーム一人ひとりに対して感謝の気持ちを持ちながら歩くことが出来、すべての時間を通じてお互いに認め合い尊重し合うことができます。そうすることで自然と距離感も縮まるもの。歩くリズムに合わせて会話も弾み、気がついたら日々自分が不安に思っていることや悩んでいることをチームメンバーに話していました。今回の研修で初めて話すメンバー同士でも、真剣に話に耳を傾けアドバイスし合う姿が。気がつけば悩みも晴れ、心が軽くなっているようでした。

心を満たし新たな歩みへの活力とする

歩き始めて約6時間。12時頃からそろそろとメンバーが昼食地点に到着してきました。浜松といえば鰻!ということで、少しだけ贅沢をして鰻定食です。6時間歩き続けた自分へのご褒美として美味しい鰻を頬張るメンバーたち。口にした瞬間に笑みがこぼれました。美味しいご飯は心の栄養。しっかりと鰻を満喫して、お腹と心にエネルギーをチャージ。さて、ラストスパートも頑張りましょう。
ところで、初っ端で道を間違えてしまったチームはどうなっているかといいますと・・・なんと他チームと約1時間半のロスがでていました。他チームが鰻を満喫している中、まだまだ歩みを進めている最中。14時までに鰻屋さんに到着しなければ鰻定食が鰻弁当へ早代わりすることに・・・。果たして、鰻定食にありつけるのでしょうか。

心地の良い揺れと共にしばしの休息を

鰻を満喫した後は、なんと遊覧船に乗り浜名湖をショートカットします。気持ちのいい日差しがさす中、心地の良い波に揺られ遊覧船を満喫。しばしの休息タイムです。遊覧船はひとつのチームを除いて他3チームみんなで乗船しました。これまでの道のりの話や感想など、各々思い思いに語らっていました。もちろん力尽きて、すやすや眠ってしまうメンバーも・・・。かなり疲れているのですが、とても心地の良い疲労感です。

ゴールに向けラストスパート

遊覧船を降りた後は、ライトスパートです。ゴールのエクシブに向け、また気を引き締めなおします。遊覧船で回復した体力で順調に歩みを進めていきます。さて、遅れをとっていた1チームはというと・・・なんとか13時55分に鰻屋さんに到着し、しっかり鰻定食を食べることができていました!スタート時に1時間ずっと違う方向を歩き続けていたというミスがあったにも関わらず、鰻屋さん到着時にはタイムロスは約1時間半に縮まっていました。クレドにもある「すぐする、諦めない、できるまでやる」の精神ですね。ぎりぎりで鰻定食にもありつけ、一本遅い便でしたが遊覧船にも乗ることができました。
途中、何度も心折れそうになったけれど、各々の役割をきちんと果たし、時に声を掛け合い励ましあいながら歩みを進めることができたようです。人生は全てが順風満帆にいくわけではありません。困難が立ちはだかったとき、どのように立ち向かうのか、いかに突破していくのかが重要です。もちろん一人で成し得るわけではありません。チームメンバーがいて、各々が自分の役割を最大限発揮するからこそ、突破していけるのでしょう。
このチームはこの経験からきっとなにかを得れたはずです。

念願のゴール

順調に歩みを進めていったチームは15時頃、ようやくゴールのエクシブ浜松に到着です。徒歩時間約9時間、距離にして約30キロの道のりでした。エクシブの看板が目に入った瞬間に、じわじわと安堵と達成感が溢れてきます。一日目の座学に始まり、二日目の浜名湖一周を通してキャリアメンバーが得たものは、「新しい自分」「成し遂げる力」「達成感」そして、自分がヴィスの一員であるという「絆」でしょう。

◆キャリアメンバーから一言◆

【A.N.】
1日目は日頃深く考えない、「自分」と「ヴィス」について見直すことができ、今後何を芯に仕事に取り組むのかを見据える良い機会となりました。メンバーの意見は納得出来る部分が多々あり勉強になりました。
2日目の浜名湖ウォーキングでは体力の無い自分がリタイアせずゴールできるか不安でしたが、始まってみると、思っていたよりもあっと言う間でした。
特に印象的だったのは一緒に歩くメンバーが一言も弱音や愚痴を言わないこと。これがヴィスで働く人達なのだと実感する時間でした。そんな空気感が辛さを感じず、ゴールできた要因だと感じます。
この経験を糧に仕事において、辛く厳しい状況であっても弱音を吐かず、前向きな気持ちを保つ事の出来るメンバーでありたいと改めて思いました。

【C.K.】
一日目の研修では人を明るく照らすような生き方、働き方「陽を出す」という言葉が印象と心に残りました。二日目のウォーキングでは一発目の分かれ道でサクッと間違えたため大幅に遅れて、他の参加者のみなさんにご心配をおかけしましたが、時間に間に合わないかも!という困難にチームで直面したが、それぞれの役割分担を本部長にしっかりまとめて頂いたおかげで、統率の取れたいいチームになりました、バディのおかげで1日朗らかに歩けたし、他部署、他拠点の人たちと困難な状況を突破し、チームを通じて絆が作れたことに大きな意義があった研修でした!

【A.S.】
一日目の座学の時間で、年齢や部署が違うチームメンバーの考えやそれぞれの強みや弱みを話し合う時間は、普段経験しないことですのでとても良い経験でした。またそれぞれの良さや考えていることを知った上で一緒に困難な取組みをしていくことで他拠点、他部署の人たちととても仲良くなれましたし、絆ができたと感じます。道に迷っても何があっても浜名湖30kmを歩ききるという貴重な体験を通して、それぞれの良さや特徴を知ることができ、同じメンバーでまた困難に取り組んでみたいと思いました。

【S.T.】
今回の浜イチを一言で表すとしたら、感謝という言葉だと思います。
先日のクレドでもお話ししましたが、仕事やその他で悩んでいた時期に研修があったので、自分と向き合う機会や周りから自分がどのように見られているかを改めて知ることができたのがとても良い経験でした。周りがもっと自信をもっていいと言ってくれたことで変わっていこうと思うきっかけになりました。また、初めて接する他拠点の方や普段あまり話をしない人たちにも、悩みを聞いていただいたりして、みなさん真剣に話を聞いてくださり、優しく接してくれたので、何度も助けられました。本当に今回の浜イチでは人に支えられているということを改めて感じることができ、浜イチメンバーやこのような機会をくださった方々にもありがとうございました。という気持ちでいっぱいです。人への感謝の気持ちを忘れず今回得たことを大切に今後の業務へも生かしていきたいです。