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2018.2.31

From VIS

【オフィスぶらり】ロゴサインが浮いてる!?
和モダンをベースにコンセプトが体現された株式会社オークファン様のNO BORDERオフィスに行ってきました。

ショッピング・オークションの 一括検索・比較サイト「オークファン(aucfan.com)」を運営する株式会社オークファン様。『Trade is NO BORDER!』という理念が体言されたオフィスに、ぶらり行ってきました。

神々しく浮遊するロゴサイン

エレベーターホールを降りて角を曲がった瞬間に目に留まるこの光景。

ハッと息を呑むくらい美しく、まるでどこかの美術館のようで一瞬時がとまりました。
この吸い込まれるような不思議な感覚は、きっとロゴサインの浮遊感がもたらすもの。お気づきでしょうか。印象的なオークファン様のロゴサイン、浮いているんです!!
まるでロゴサインがひとつの展示物のようですよね。ちょっと天国を思わせるのは、壁の白タイルと間接照明の柔らかな光がもたらす効果でしょうか。さらに神々しさを増してます。

ロゴサインの下にある丸い緑色のものはなんと・・・「苔」とのこと。
苔の周りには白石の玉砂利が敷き詰められていました。
随所から「和」を感じさせるエントランス空間は、オフィスデザインのコンセプトを「和」にしているところから精通しています。海外にも進出しているオークファン様だからこそ、日本の気持ちを大切にされたかったそう。素晴らしいですよね。

業界に波を起こし続ける

もちろん普通のロゴサインがついた壁もありました。あ、少し安心感・・・。
壁の奥の方に目を向けると、なにやら動きが見えます。うねうね、と今にも動き出しそう。

こちらは一部左官塗装という塗装で、壁に動きを出しているのだそうです。
波をイメージして塗装されていて、「形にはまらない」という思いがこの左官塗装のデザインに込められていました。
整った静寂の中にも熱い想いを感じますよね。

ロゴサインの下にあるモニター画面は受付電話代わりなんですが、モニターで訪問者を検索、呼び出しをすると、そのまま担当者のスラックに繋がり呼び出せるというシステムだそう。なんたる時短!
さらには、グループ会社が3社同居されているとのことで、こちらのシステムを導入することで受付機能集約の効果も大きかったとのこと。複雑な入居形態や社員様の人数が多い会社様にはうってつけのシステムですよね。

どこまでも遊び心を忘れない

こちらはなんだと思いますか?

会議室のルームサインです。
「ASAHI」というネーミングも、ロゴデザインも和モダンで空間デザインとマッチしていますよね。実はこちらのロゴデザインもヴィスでさせて頂いたそう!(いやーわが社ながら可愛い。)

会議室って「会議室1」「会議室2」とかにしてしまいがちなんですが、ネーミングをつけるだけで企業独自の文化が築けますし、他社との差別化ができるのでおススメなんです。

特におススメなのは、社員様でネーミングを考案すること。自分たちで過ごすオフィスだからこそ、自分たちで考えることでさらに親近感と責任感が沸くんです。
オークファン様でも社員様でネーミングを考案されたそう。

しかもセンスが光るのが、「aucfan」を文字ってネーミングを考えられたところ。
a・・・ASAHI
u・・・UME
c・・・CHIDORI
f・・・FUJI
a・・・AOI
n・・・NAMI

全て和風のネーミングで統一もされていてブランディングを感じました。
ちなみに、セミナールームは「SEMI」で蝉のロゴが・・・。(笑)
どこまでも遊び心を追求するオークファン様の姿勢が好きです。

NO BORDER!NO 個室!

では、ワークスペースにお邪魔します。

「ひ、ひろーーーーい!」

ワークスペースがとても広く拓けているように感じます。
ワークスペースのコンセプトは『壁をなくす』だったそう。これは物質的な壁も意味しますし、人と人との壁も意味しています。

先ほども述べたように、オークファン様ではグループ会社が3社同居されているとのこと。
企業間で壁ができないように、いつでも気軽に交わえる空間つくりの工夫が随所にみえました。レイアウトも敢えて企業ごとに分けるのではなく部署ごとで分け、意図的に企業を超えたコミュニケーションが発生するようにしているそうです。
他社のエンジニア同士が同じ島、などのレイアウトって斬新ですよね。常に切磋琢磨の状況になるので、どんどんどんどんブラッシュアップされ続けていきそう。

ちなみに、壁をなくす為に個室を極力減らされていて、社内用の個室の会議室は人事用しかないそうです。 (その他は全てオープンの会議スペース)

どこまでもNO BORDER!ですよね。

理念を可視化し心に刻む

先ほどから繰り返している「NO BORDER!」ですが、このワードはオークファン様の企業理念「Trade is NO BOREDER!」からきています。

オークファン様でずっと大切にされてきた言葉だそうで、社員と会社を繋ぐ大きな役割も担っているそう。大切にしたいからこそ、こんなにも大きく可視化されていました!すごいインパクト!

壁一面に理念が書かれていたら自然と目に留まりますよね。きっと自然と心に刻み続けられるはず。企業にとって理念の共有・浸透って一番重要なんですよね。

さらによーくよーく見ると、この文字手書きなんです!!
すごいー!かっこいい!!
一発本番でザッと書かれていたのだそう。毛筆な感じも和を感じられますよね。

企業のシンボルはフォトジェニックスポット

ワークスペースの真ん中に、ビックサイズのロゴが鎮座していました!!

「なんだこれは!!」

思わずテンションが上がり、写真をバシャバシャ撮るヴィス一同。
今流行りのフォトジェニックスポットがありました。

インパクトの大きいこちらのロゴサインは、オフィスの象徴として作成されたそう。
「オークファンのオフィスといえばコレ!」というような、人々の印象に残り続けるものを作りたかったそうです。私もこんなにも大きなロゴサインと出会ったのは初めてだったので、オークファン様といえばこの大きなロゴサイン!というイメージがしっかりつきました。これもブランディングの一環ですね。

採用シーンでも目をひくのでとても活躍しているそう。
確かにこのロゴサインが写っている写真を見たら「なんか楽しそうな会社だな」と思いますよね。
ヴィスでもなにか象徴的なもの欲しいなー。

今日はうさぎ?かめ?

大きなロゴサインの裏側には、ボックスシートが設けられていました。
ヴィスでもよく推奨しているコの字スタイルのボックスシート。横並びのコミュニケーションがとれるので、より親和的にミーティングができるのが利点なんです。これからボックスシートやファミレスシートを検討されている企業様には、コの字スタイルをおススメしたい・・・!

奥の方にチラっと見えるのは、うさぎのクッション。
なぜなら、こちらは「うさぎの会議スペース」だから。
その横のボックスシートには、亀のクッション。
そう、「亀の会議スペース」だからです。

「今日どこの会議室なのー?」
「今日はうさぎだよー。」

こんな会話が飛び交うオークファン様の社内。なんだかほっこりしますよね。

溢れるアイディアをすぐにアウトプット

コーポレートカラーがきらりと光るこちらのグリーンの壁。ちょっとツヤツヤ見えますよね。
実は「アイディアペイント」という特殊塗料が塗られています。塗装壁の上に透明のアイディアペイント塗料を塗ることで、塗った箇所はホワイトボードとして使えるんです。
(水性のペンであることが重要!!)

アイディアペイントが塗装されている壁の前には、上下昇降式のテーブルも設置されているので、ミーティングをしながら壁にアイディアを書くことができるようになっているんです。
個人的にはこの「立ちミーティング」と「壁にアイディアを書き出す」というスタイルのミーティングはアイディアのブレストには一番効果的だと思っています。

立っていることで動きが加えられ、自然と脳が活性化されたり、リズムが生まれたりするんです。(音楽とかのリズムじゃないですよ、なにかを生み出すというリズムですよ(笑))
またずっと立ち続けていると疲れてくるので、時短にもなったり。

リズムにのってでてきたアイディアをその場ですぐ描けるこのスペースは、アウトプット・ブレストには最適な場ですよね。

限られたスペースで機能を最大化させる

グリーンの壁の裏側はハンガースペースになっていました。
ポールが2段式になっているので、上下に上着をかけられるようになっています。

そう、収納量が2倍、というやつです。
ハンガースペースなどは広くとることはできないけれど、メンバーの人数をきちんと満たしたい時などは有効的ですよね。

またこちらのハンガースペースは社員様の出入り口近くにレイアウトされていました。ワークスペースから出て行く動線上で、上着を着て出て行く。帰ってきた時は、上着をかけた流れでワークスペースに入っていける・・・ス、スームズ!

きちんと考えられているんですね。

形にとらわれないミーティングの在り方

ワークスペースさらに奥の方へ歩みを進めます。

ゆるやかーに分けられたこちらの空間は「ミーティングスペース」だそう。社内には個室の会議室がほぼないオークファン様の会議スポットは、基本的にフルオープンなんです。

丸テーブルのミーティングセットもあれば、大きなテーブル型のミーティングセット、ゆったりと座れるソファタイプなど、置いてある家具も様々。
オークファンさんで大切にしている「カタチにとらわれない」という想いが体現されている空間ですよね。

もちろんリフレッシュスペースとしても活用されているそうで、仕事終わりに社員様が集まりプロジェクターを投影してゲームをする場面もあるんだとか。大きな画面でゲームやったら臨場感がすごそうですよね!
オークファン様って寛容だなぁ・・・。

また金曜会という飲み会が開催される時もこちらのリフレッシュスペースを活用されるそう。「仕事終わらないけど、ちょっと10分だけ・・・」や「時短だから遠くには出向けないけど社内なら・・・」と、各々の状況に合わせてすぐに参加できる環境にあるので、コミュニケーションの活性化にはとても効果を即しているそうです。

サル・カニ・タヌキ・・・会議スペースは日本童話から

もちろんこちらの各会議スペースにも日本童話を由来にしたネーミングがされていました。
あるスペースにはタヌキ・・・ということで狸の置物が。
またとあるスペースには蟹・・・。そのお隣のスペースには猿・・・・。

サル・・・カニ・・・猿蟹合戦!
ネーミングひとつで会議が楽しくなりそうですよね。

細部までこだわるからブランディングになる

皆さん、リフレッシュスペースの中央に聳え立つ植物、気になっていましたよね。

猿と蟹の会議スペースの真ん中にあるこの植物は、柿の木です。(フェイクですが)

そう、猿蟹合戦からきている柿の木。一貫したこだわりを感じますよね。
驚きを通り越して楽しくなってきました。(笑)
遊び心満載の柿の木ですが、しっかり実もついていたんですよ。さらに本物感が増します。

実はこの柿の実はもぎ取れるそうで、全体会議などされる際に投票代わりに使用したりするそうです。
「賛成の場合は柿の実をコチラに・・・」といった具合でしょうか。
オークファンの皆さんが楽しく会議される風景が目に浮かびます。

オフィスって不思議なくらい本当にその会社の社風を感じ取れるんですよ。逆にいえば、社風や会社としての考えを表現できるのがオフィスということです。

時には人と交わらず自分と向き合いたい時もある

一番奥には半個室のスペースがありました。こちらは集中スペースだそう。
予約制で時間を決めて皆さん使っているそうです。オークファン様のワークエリアのこだわりに「壁をなくす」というものがありました。壁がなく、部署間や会社間の垣根がなくなったからこそ、一人で集中できるスペースも必要だったのです。

コミュニケーションの活性化には人との交わりは必要不可欠ですが、思考を最大化させるには自分の考えを「冷静にまとめる」という時間も重要になってくるんですよね。
各々の働くニーズに合わせて、働き方を選べる環境って贅沢ですよね。

そしてよーく見ると・・・3部屋ともロゴサインが。
レンコン・たけのこ・カブ。野菜が和風になっていて可愛い。

女性に優しい会社は良い会社に決まってる

私の意見です。女性に優しい会社は良い会社です。(女性目線)

こちらの部屋は、女性が少し休みたいな・・・という時に休憩できる部屋だそうです。
中にはゆったり体を預けられるソファが置いてあり、広々としたスペース。
ここならゆっくり休めそう。

女性ってどうしても耐えられない不調な時があるんですよね。こういう配慮があるだけで女性の満足度はかなり違うと思います。オークファン様って優しい会社なんだなぁ・・・しみじみ。

ロゴサインもかぐや姫のデザインで、女性からすると嬉しいですよね。そしてなによりデザインが可愛い。(ヴィスのグラフィックデザイナーがデザインしたんですよー!)

サーバーは鯖のなかに

でました。もはやオークファン様の語録だと思います。

サーバールームのネーミングは「鯖」。サーバー、さーばー、さば、鯖。
見つけた瞬間に私のテンションがあがったことは、言うまでもないでしょう。


だれの為のオフィスか

以前のオフィスは居抜きで入居されていて、オフィスになにも手を加えてこなかったというオークファン様。
今回の移転のタイミングでは、どうしてもオフィスに力を入れたかったそう。

「社員が長い時間過ごす場所だから、みんなが居心地の良い空間をつくってあげたかった。」

会社が社員を思うからこそ実現した、遊び心が溢れながらも働き方に柔軟なオークファン様のNO BORDERオフィス。居心地の良い空間が良質なコミュニケーションを生み、斬新なアイディアを創造するのだと思います。

“ここで働いていることが誇りだ”と思える、素晴らしいデザイナーズオフィスでした。

今回ご案内してくださったオークファン広報の大谷様。
ひとつひとつ丁寧に、そしてなによりとても楽しそうにご説明してくだり、あっという間のぶらりタイムでした。ありがとうございました!!

次はどこをぶらりしようかな。 なっちむ