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2012.12.1

CULTURE

理想のオフィスづくりとは

Next Move 株式会社よりジェフ・ノーマン社長、担当-北原様に、 ヴィスとの出会いから、オフィスのこだわりなどをお聞かせいただきました

Q:ヴィスのPMに対する最初の印象はいかがでしたか?

北原氏(以下、敬称略):初めてのご連絡をいただいたのは数年前、私たちはまだ小さなオフィスで仕事をしていました。

その際は「何年か経ったら必ず新しいオフィスに引っ越しますので」とお話しして終わったのですが、本当に何年か後に連絡をしてきてくださり、約束を覚えていてくださったことに驚き、感動しました。

Q:改めて連絡をしたタイミングがよかったのでしょうか?

北原:そうですね。偶然ですね。

何年か後にという話をして、本当に連絡をくださる方もなかなかいませんし、更にそのタイミングぴったりだったので、何か運命的なものを感じました。

PM:本当に何年か後にというタイミングが偶然合いました。改めて連絡をしたときは、僕は壁を感じました。メールのやり取りが先だったので、実際にお会いするまではなんとなく不安でした。

Q:2回目の連絡のときはコンペは考えていなかったのでしょうか?

北原:会社の経営方針としてオフィスを整えようとは思っていましたが、それを具体的にどうすればよいかまでは詰めていませんでした。

頭の中にアイデアはたくさんあったので、関野さんに相談にのっていただき、いろいろな資料を拝見させていただきながら、ひとつひとつのアイデアが具体的になっていったと思います。

ヴィスさんのオフィスが見てみたくて、ヴィスさんに電撃訪問もさせていただきましたし・・・(笑)その際も急なことでしたのに皆さん快く応じてくださり、本当に参考になりました。め皆さんとても話しやすく、一生懸命で熱意をもって対応してくださいました。

私たちの理想をすぐに具体的なものにしてくださったので本当に感謝しています。ですので、途中で他社さんも考慮にいれようとは思わなかったです。

ノーマン社長(以下、敬称略):普段は何事においても毎回コンペをして、いろいろなものを比較検討しますが、ヴィスさんに出会い、お話をうかがった際は他の会社に聞く必要がないと感じました。

今まで15年間ビジネスをしてきてコンペをしなかったのは初めてです。

北原:社長はとても細かい性格なのですが、ヴィスさんは最初から本当に細やかなところまでフォローしてくださったので、スムーズに進めることができたのだと思います。

Q:ヴィスへのご要望はどのようにされましたか?

北原:オフィスの中に、オフィスとは切り離したイメージのスペースを設けたいと希望しました。人材を扱う仕事なので、自分たち自身の気持ちの持ち方が大切になります。

オンとオフの切り替えられる空間をうまく利用して仕事への意欲を高め、自分たちが働いていて幸せだと思う事で、初めてお客様にも自信を持ってお仕事をご紹介することができます。

私たちのこういった要望を見事に形にしていただき、満足しています。

PM:前のオフィスがここから近いのですが、施工中に困ったときなどに連絡をするとすぐに来てくださったり、いろいろご協力していただいたからこそ形にできたんだと思っています。

Q:ワークスペースを広く設けられた意図は何かありますか?

ノーマン:私たちにとって今回が3回目の移転になります。

今回はデザインも取り入れ環境も整えたので、長い期間ここで過ごせるようにしたいと思っていました。最初は10人でスタートするとお話ししていましたが、フリーのスペースも取り入れることで、将来的に増員した際に手軽に一島加えられるようにしました。

PM:増員分を見越した提案をさせていただきました。

Q:社内の中央にリフレッシュスペースを設けられた意図は何かありますか?

ノーマン:「窓やオープンなスペースがあることによってリフレッシュできる」という考えからこのような形にしました。

社員がくつろいでリフレッシュし、また仕事に戻っていいパフォーマンスができるよう意図しています。

北原:前のオフィスでは、ランチや休憩時間に社員が外出することが多かったのですが、こちらに移ってからは社内にいる時間が長くなったと思います。

Q:広いエントランスもご要望のひとつでしたか?

ノーマン:私たちは人材を扱う会社ですので、クライアントさんやその候補の方などたくさんのお客様がお見えになります。

まだまだ小さい会社のため、どうしても大手企業さんには勝てないところもあるのですが、いらっしゃったお客様が入ってきた時に大手さんと変わらないフィーリングを感じてほしいと思い、少し大きめに設けました。

また、人材会社の会社は重厚感や高級感を強く押し出すところが多く、受付に入った瞬間にプレッシャーを感じるようなところがよくあるのですが、うちは明るいエントランスであったり、社内が見えるようにしたりすることによって、オープンな会社であることも表現できているかなと思います。

エントランスから会議室に抜ける廊下には、フリースペースとワークスペースを見ることができるようにガラスを設けました。お客様のほとんどは、最初に入ってきたときはそのガラスからちらっとしか覗かないのですが、帰るときはじっくり覗いていただいたりして、興味をもってもらえています。

PM:ジェフさんのアイデアがとてもよかったです。私たちだけではこのような案はなかなか出ないので、リクエストをいただけたから出来たと思っています。

ノーマン:既に何人かクライアントさんにこのガラスの写真を送っているのですが、とても好評でした。

PM:オフィスを一緒に作りあげていけたということをとても強く感じられ、僕自身も本当に楽しく仕事を進めることができました。

北原:私のカメラにもジェフとヴィスさんたちとの写真が何枚か入っています。

PM:僕もあります。

Q:エントランスのご要望として何かイメージはありましたか?

北原:そうですね、コーポレートカラーのブルーを明るく暖かく表現できなおかつオープンな感じがいいとは伝えていました。

PM:ちょうどライティングで暖かさが表現できたかなと思っています。床やロゴが青いので、雰囲気が冷たくなるという不安もあったと思いますが、このライトの感じで柔らかい印象になっています。

Q:施工中は見学に来られましたか?

ノーマン:そうですね、たくさん来ました。毎日来ていたと思います。

Q:今までこのような現場を見たことはありましたか?

ノーマン:イングランドではありましたが日本では初めてでした。イングランドのスタイルと全く違い、毎日どんどん出来上がっていくのでとても驚きました。お盆の時期を挟んだにも関わらず予定通りに進行していったことにも驚きました。

PM:興味深いですね。日本ではスケジュール通りにいかないとダメという雰囲気がありますので。

ノーマン:お引き渡しの際には、細部までチェックし、私たちでは気づかないようなミスを進んでご指摘され、すぐに手直しのご手配をしてくださいました。そういった対応がとても誠実で安心感があり、助かりました。

Q:新オフィスの居心地はいかがでしょうか?

ノーマン:とても幸せです。

北原:本当にみんな幸せに感じています。

ノーマン:移転前から在籍しているスタッフは、このデザイナーズオフィスに移転してからモチベーションが上がったと言います。

これから新しいスタッフも入る予定ですが、面接でオフィスに来社した際に、実際に働いているスタッフがどのような様子か見ていただけるので、とても良い印象を持ってくれます。

そういった意味で、本当に私たちのイメージ通りのものができました。

また、このオフィスに移転して一番変わった事はスタッフの意識です。

移転してから外国人スタッフ達の方から「オフィスで靴を脱ごう。」という提案があり、すぐに靴箱とスリッパを購入しました。これにはさすがに私たちの方が驚きました。

Q:このオフィスで他に更に何かやってみたいことはありますか?

ノーマン:うーん。植物を置きたいですね。あと、この会議室の壁に入口と同じ装飾をしたいです。

北原:ヴィスさんが使っているホワイトボートを私は入れたかったのですが、リフレッシュスペースに作ると営業成績が気になってしまうと思うので・・・(笑)

Q:何か最後にございましたら、お願いいたします。

オフィス環境はそこで働くスタッフの意識を大きく左右します。今回、スタッフ皆が喜んでくれたのが何より嬉しかったです。ヴィスさんのお仕事に恥じないよう、素晴らしい仕事をしていきたいです。

【取材後記】

「普段は毎回コンペをするなど、いろいろなものを比較検討しますが、ヴィスさんに出会えたので他の会社に聞く必要がないと感じました。」というノーマン社長のお話に驚きと嬉しさを感じました。

「お客様と二人三脚で良いものを作っていく」という我々の理想的な環境のもと、プロジェクトが進行していたこともすぐにイメージすることができました。

また「私たちのこういった要望を見事に形にしていただいたと思っています。」というお話にも、とても強い嬉しさを覚えました。私たちの日々の仕事における大変さなども、こうした一言で乗り越えられています。

このプロジェクトは、NEXT MOVE様とヴィスとのとても強い信頼関係があったからこそ、このような素敵なオフィスを誕生させることができたのだと思います。