ワークスペースに“道”を通し、“公園”をつくるレイアウト
みなさんのワークスペースにも通路はありますよね? 自席から会議室に向かったり、出力した用紙を取りに行くために複合機に向かったり。 その通路は、みんなが通る“道”になっていますか?
企業の規模が拡大し、広いワークスペースに100人以上の社員が働くようになると、違う部署の人や席が遠い人とは、コミュニケーションが取りづらくなるものです。
リフレッシュスペースをつくったり、マグネットスペースを設置したりしてコミュニケーションを促す努力が必要になってきます。
今回は、ワークスペースに自然とコミュニケーションが生まれるオフィスデザインのレイアウトについてお話します。
そんな中で、ワークスペースに道を通すこともひとつの工夫です。
先述の通り、オフィスの中には、必ずワーカーの動線があります。
出社をして自分のデスクに向かうとき、複合機に出力したコピーをとりに行くとき、会議室に移動をするとき、自動販売機にコーヒーを買いにいくとき、などなど。
その時々に必ず通る “道” をワークスペースの中につくるのです。
言わば、“幹線道路”を通すということです。
どこからどこに向かうにしても必ずその“道”を通るような動線を、オフィスデザインの中で有為的にレイアウトすることで、広いワークスペースの中にも、人通りをつくることができ、その“道”の中では自然とコミュニケーションが取れるようになります。
通りすがりの際に、
「そういえば、あの話どうなった?」
「今日、こっちの部署で飲みに行くんだけど、参加しないか?」
「ちょうどよかった。さっきのミーティングで○○の話が出たんだけど、君は何かアイデアがないかい?」
などなど、今にもシナジーが生まれそうな会話が。
さらには、“道”の両サイドにモバイルロッカーや収納を設けてみましょう。
立ち止まって作業をしている社員には、声をかけやすいものです。
「手伝おうか?」
「そのバッグ素敵ね!」
少し床の色を変えて、その通路が“道”であることを示すだけで、ワーカーはその動線に導かれて、自ずとコミュニケーションをとるようになるのです。
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”道”ができたなら”公園”も。
200人を超えるような大規模なオフィスになれば、幹線道路の途中に“公園”を設置してみてもよいでしょう。
活気のある住宅街の真ん中には、子供からお年寄りまで老若男女が集まる賑やかな公園があるものです。そこでは世代を超えたコミュニケーションが行なわれ、生活の知恵の伝達や近所の情報共有が行なわれているものですよね。
大規模なオフィスになれば、それはひとつのタウンのようなもの。オフィスの中の道沿いに、公園のようなコミュニケーションスペースを設けてみましょう。そこにはきっと、ワークスペースの各所から集まってきた社員たちの笑顔が溢れ、新たなアイデアが生み出されることでしょう。
活気あるオフィス、活気ある働き方のために、ワークスペースに“道”と”公園“をつくってみては、いかがでしょうか?
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