【オフィスぶらり】新しくなった人気製品”LEMNA"の展示会に行ってきました!!
今回のぶらりは、ヴィスのお客様にもよくご提案をする内田洋行様の『LEMNA』の展示会に行ってきました。オフィス家具メーカーである内田洋行の人気家具シリーズのひとつ。どんな進化を遂げたのか、注目です!!
文豪ゆかりの地のレトロな建物
会場は、文京区。小石川後楽園に程近い、「DESIGN 小石川」というギャラリーです。
小石川という土地は文豪ゆかりの地として知られていますが、東京ドームや高層ビル群と昔ながらの商店街、閑静な住宅地や小さな印刷工場が混在している、面白い街です。
そんな街の片隅にある、古いけれどどこか雰囲気のある低層のビル。この2階がギャラリーとなっています。
ロゴが可愛い。ギャラリーの他には、家具や生活雑貨などのセレクトショップや、厳選された食材を取り扱うマーケットなども併設されていて、古くレトロな建物がとてもクリエイティブに活用されています。
小学校などを思い出させるような階段を上ったその場所が会場となっていました。天井と床がスケルトン状態になっており、外の雰囲気とはまったく違った表情を見せる空間です。
新しくなった”LEMNA"
そんな広い空間に、数々のLEMNAが配置されていました。
そもそもこのLEMNAは、今から9年前の2009年にデビューをした内田洋行の製品です。
オフィス空間におけるさまざまな行為を、デスクではなく、”テーブル“として軽やかに受け止めるシンプルなコンセプトの提案でした。
フリーアドレスが取り入れられ始めるこの頃のワークプレイスにおいて、数ある日本のオフィス家具メーカーが展開する製品のなかでも、もっともデザイン性に富んでいたといっても過言ではなく、デスクっぽくないデスクとして人気の家具となりヴィスでも数多くのオフィスプランニングに取り入れてきました。
そんな人気の“LEMNA”ですが、テクノロジーの進化とともに、はたらく環境が日々変わり続ける中で、発売から9年にしてフルモデルチェンジされ新しく生まれ変わりました。
構造、制作過程、材料、製品展開から形状、そしてカラーリングまで、あらゆる箇所を見直し、時代の感受性や、変わりゆくワークプレイスに合わせてデザインされたのです。
(写真は、”LEMNA”の脚です。素材やカラーによって全く印象が違いますね。)
どんなシーンにもフィットするデザイン
会場は、いくつかのシーンを再現する形で展示がされていました。
ホームからオフィスまで。
1人から1000人まで。
どんなシーン、どんなワーカーにもフィットする“LEMNA”を体験することができました。
<LIBRARY>
こちらは『LIBRARY』空間の展示。
落ち着きのある質感のテーブルに、タスク照明をあしらうことによって、ライブラリーラウンジを演出することができます。
<OFFICE>
こちらは『OFFICE』空間の展示。
“LEMNA”は大きなテーブルや、フリーアドレス仕様のテーブルのイメージが強いのですが、写真のような単体デスクもラインナップされています。
120°のデスクは、大きなディスプレイを使用するエンジニアの方や、マネージャーデスクにピッタリです。隣の席の人との目線を隔するようなデスクトップパネルや、足元を隠す幕板もオプションであるので、どんな使い方もできそうですね。
さらにこちらは、スタンディングで使用ができる天板張り出し型のミーティングハイテーブルです。スタンディングでのワークやミーティングは、いま本当に注目をされており、実際にヴィスのオフィスでもスタンディングのテーブルは大人気です。この“LEMNA”は天板が張り出しているので、大勢が集まっても脚が邪魔にはならなさそうですね。
また、一緒に置いてあったハイチェアにも注目。ハイチェアはカフェやバーのようなのカウンターチェアをセレクトすることが多いですが、このようにキャスター付きのタスクチェアもとても便利です。
<LOUNGE>
こちらは『LOUNGE』空間の展示です。
シンプルな形状と色彩でまとめられ、ファブリックを使った柔らかなチェアとソファを一緒に組み合わせることで、より立ち寄りやすいオープンな場所となっていますね。
<STUDIO>
こちらは『STUDIO』
アトリエや工房のような、作業空間をイメージされている場所です。大きなmacのパソコンと、スケッチブックやサンプルなどを広げても作業ができるように、シームレスで広いワークプレイスが実現できます。
<HOME>
そして最後が『HOME』の空間。
ナチュラルな素材と、すこしコンパクトになった形状のテーブルは、ラグなどに合わせるとカジュアルな空間にもマッチングします。オフィスの中のリフレッシュエリアなどをホームやカフェのような場にも、心地よくとけ込みます。
進化するデザイン
この日は展示会の初日ということもあり、“LEMNA”のデザイナー、藤森泰司氏によるギャラリートークがあり、今回のフルモデルチェンジのエピソードを伺うことができました。
その中でも興味深かったのが、“LEMNA”の特徴のひとつでもある脚の形状でした。
これまでも、機能性とデザイン性を兼ね備えた“LEMNA”の脚は、細くスタイリッシュに作られていましたが、今回のフルモデルチェンジでさらに一回り細くなったのです。構造と形状を見直し、脚の内側に溝を作ることによって、原材料も4分の1をカットすることに成功しています。
一番左は2009年の開発当初に作られた発泡スチロール製の模型で、それをもとに一番右の旧モデルの脚が作られました。そして、真ん中が今回の新しいモデルの脚で、旧モデルより細くなっているのがわかりますよね。下部をじっくり見ていただくと、内側に溝が入っているのも良くわかると思います。
少しの変化がもたらす、視覚的な違いは明らかです。
もちろん機能性やコストパフォーマンスも向上しています。
その少しの変化を生み出すために、研究や検討を重ね、人気製品をあえてリモデルしてより良いものを作り上げる。そのものづくりの精神に、私は感動をしました。
テクノロジーの進化や、働き方の変革、社会の変化によって、私たちのはたらく環境は日々刻々と変化をしています。それに合わせて、オフィス家具やICTツールも常に進化をし続けなければなりません。
もちろん、私たちヴィスが提案するオフィス空間、ワークプレイス自体も、日々新しいアイデアや機能、デザインを取り入れて進化し続けなければならないと、刺激を受けることができました。
ちなみにこちらのLEMNAの展示会は、現在も「DESIGN 小石川」にて開催中です。(2017年5月23日時点)
ご興味ある方は、ゆったりとした素敵な空間で、さまざまなシーンの“LEMNA”をご体感ください。
会 期 :2017年5月19日(金) から 5月28日(日)
11:00ー19:00 (会期中無休)
場 所 :DESIGN小石川
D o w n l o a d
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