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2017.9.22

CULTURE

【オフィスぶらり】インターオフィスの新しいオフィスに行ってきました!!

お久しぶりのぶらりは、ヴィスの協力会社でもあり、世界の優れたオフィスファニチャーを日本のオフィス空間に提案し続けている、株式会社インターオフィス様(以下、インターオフィス)のオフィスです。竣工されたばかりの新築ビルへ、今年6月に移転。先日、移転後のレセプションパーティーが開かれましたので、行ってきました!!

移転先は「ラティス青山スクエア」

大江戸線、銀座線、半蔵門線が交わる便利な接続駅として、その利用者も多い「青山一丁目」。外苑前のいちょう並木や東宮御所がある赤坂御用地がほど近い、みどり豊かな大人の街に今年2017年1月に竣工された「ラティス青山スクエア」があります。地下鉄の駅に隣接した次世代ゲートビルであり、高品質なデザインで、先進的な機能を備えており、地下1階地上9階建てという規模もまた、上質で洗練されたイメージを与えるビルなのではないでしょうか。


今回のパーティの会場でもあるインターオフィスの移転先は、そんなラティス青山スクエア6Fのワンフロアです。

会場は既にたくさんの人で溢れかえっていました。
新しいオフィスは、ライブオフィスになっており、ショールームエリアとワークスペエリアがひとつの空間になっています。会議室などの個室は最低限になっており、それもまたガラスによって間仕切られているので、オフィス全体が広く感じられます。ビルのフロアはかなり横に長いつくりになっていますが、端から端まで見渡せるような、そんな風通しのよいオフィスといって良いでしょう。

最新のオフィス家具から往年の名作家具まで様々なプロダクトが展示され、どれもご紹介したいものばかりだったのですが、そのなかでも気になった商品をいくつかピックアップして、空間とワークスタイルを合わせてご紹介させていただきます。



まずはHaller System(ハラーシステム)

「さすがインターオフィス!」と感じさせるハラーシステムの使い方が随所に見られて、正直私は興奮気味でした。ハラー(Haller)とはスイスのUSM社の代表作で、モジュールシステムを利用し、その組み合わせによって様々な用途に使えるスタイリッシュなワークシステムです。
ヴィスでも、東京大阪名古屋の全てのオフィスに導入されており、デザインと収納力を兼ね備えたストレージとして大活躍しています。

まずは、どーんと壁面収納に。壁一面にハラーが並ぶと圧巻ですね。フレームとパネルの使い方で、使い勝手の良いように構成され、収納のユニットのなかにはそっとコピー機が置ける場所も設けられています。(写真右下付近)

こちらは、なんと!!サーバーやルーター、その他のOA機器などを集めて、こんな風にサーバーラックとして利用されています。パネルをパンチングパネル(穴が開いているパネル)にすることで、サーバーの熱も逃がすことができるので安全です。ごちゃごちゃになって丸ごと隠してしまいがちな配線周りも、これならスッキリで、むしろかっこよく見えますね。

こんな使い方もアリ。ハラーのパネルにマグネットを施し、営業先などを書く行動予定表に。その下には、ハラーシステム専用のインボックスを挿入し、メールボックスとして使用しています。

こちらはハラーシステムを背合わせに設置し、スタンディングのテーブル代わりに使う使い方。ヴィスでも、書庫を背合わせにして、打合せのテーブルや作業台として利用する使い方をご提案することがありますが、もちろんそれはハラーでも実現可能です。モジュールシステムを利用すれば、天板がなくてもスッキリとした印象になります。また、ハラーシステムを3段重ねると高さが1090mmになるので、ちょうどスタンディングのテーブルにピッタリの高さになります。


こちらも予算に余裕があれば試してみたい利用方法。ハラーシステムを組み合わせて、複合機スペースやパントリースペースつくっています。複合機周辺や、ドリンクサーバーがあるパントリースペースは、社員が偶発的に集まりコミュニケーションが発生するマグネットエリアです。社内の中央などに設置することによって、オフィスを活性化させるアイデアですが、コピー用紙やウォーターサーバーのストックが丸見えでは美しくありません。そんなときにハラーシステムによってスペースを囲うことによって、スッキリとしたデザイン性のあるスペースが実現します。


ちなみにこの写真でもわかるように、ハラーシステムはカラーバリエーションもたくさんあるので、企業のオフィスのデザインや雰囲気に合わせる事ができるのも良い特徴のひとつですね。


気になるデスクは数種類

ワークスペースは、固定席のエリアとフリーアドレスのエリアがありました。業務の効率化、スペースの効率化を図るために、機能的な執務スペースになっています。

固定席エリアのデスクもハラーが選定されていました。クロームの無駄のない脚部と、仕様が選べるテーブルトップ、可愛いワゴンの“ROLL BOY”。贅沢ですね!!

ハラーと同じUSMの“Kitos”というシリーズのデスクも発見しました。しかも電動昇降機付きです。

ヴィスの社内でも、お客様でも、最近はこの昇降式のデスクがとても人気です。時短や働き方改革などが叫ばれるなかれ、「立って仕事をする」という事もはや当たり前になってきました。立ってPC作業をするのは、意外と座ってするよりも楽だったりするんですよ。自分が最も無理のない姿勢で、最も効率よく仕事ができる高さを知るもの大切なことですね。

昇降式テーブルで気になるのが、電源やLANなどの配線が足元でごちゃごちゃになってしまうことなのですが、この“Kitos”にはオプションで配線を収納するケーブルボックスやリンクチェーンがありますのでご安心ください。上げたり下げたりしても、足元はスッキリです。


以前のぶらりでもご紹介をした、「 i+ (アイプラス)」の商品もありました!!「i+」とは、2016年にインターオフィスとイトーキのコラボレーションによって設立されたブランドです。先述の記事でもご紹介したように、このテーブルは天板上のフルフラットなコンセント(及びUSBポート)と、金管楽器のような滑らかなパイプの脚部に隠された配線によって、スマートなワーキングシーンを実現しています。
フリーアドレススペースのデスクは、この「i+」のテーブルと、vitraの“ALLSTAR”という可愛いチェアが選ばれていました。長時間の業務というよりは短い時間で効率よく仕事をするワークスタイルに向いていますね。

ちなみに、別の個室にも同じ「i+」のテーブルが設置されていましたが、こちらはオールブラックのテーブルにチェアもブラックで統一され、かなり先進的でカッコいい空間になっていました。カラスのディスプレイさえ素敵です。


海外のオフィスにありそうなユニークな家具

もちろんハラーだけではありません。その他にも、素敵なオフィス家具がたくさんありました。

なかでも一番気になったのがこちら。『Framery O』と呼ばれる、フォンブース。いわゆる、“電話ボックス”ですね。ワークスペースがオープンな空間になり、サードプレイスでの仕事や、フリーアドレスが普及する中では、周りを気にせず、また集中して働くワーカにも迷惑にならないように電話をする場所を探すのは、意外と難しいのです。かといって、電話をするたびに、オフィスの外に出て行くわけにもいきません。そんな昨今のオフィスのトレンドの中で、街中から消えつつある電話ボックスは、今度はワークスペースで必要とされる時代になりました。

『FrameryO』は四方に囲いがあるだけでなく、床も天井も囲われた、まさにボックス状になっています。扉を閉めれば周囲の騒音などを気にせず、電話ができます。(遮音ではありません)また、ボックス内で話している会話の声も、外には漏れてきません。

またこの『FrameryO』は大きいサイズを用意することも可能で、中にはソファセットを配置することができるので、オープンな空間の中にかなりの“こもり空間”をつくりあげることができます。他にはない、すこし変わったミーティングシーンをご希望の際には、こんなフォンブースを取り入れるのも良いですね。



こちらは” Kosmos“という製品。最大9名までの着席が可能な円形のソファ。
屋外での使用も可能で、オプションでパラソルを付けることもできます。テラスのあるオフィスビルやルーフトップがあるような自社ビルなんかでは、アウトドアで風を感じながら仕事をしたり、ピクニック気分のランチができたりしますね。もちろん屋内での使用も可能。円形のミーティングは、コミュニケーションの質が高まります。


プロダクトだけではありません。

可愛いポイントを発見!!
オフィス内の間仕切りには、そのほとんどがガラスで造られていました。フレームレスのガラスは、空間を広く見せることができ、またスタイリッシュです。

そんなガラスの間仕切りに、デザインチェアをかたどったカッティングシートが施されていました。みなさんも目にしたことがあると思いますが、透明のガラスの壁面にはその存在に気づかずぶつかってしまうことを避けるために、通常は「衝突防止マーク」が貼られます。普通の白い丸のシールであったり、クローム素材の金属が貼られていたりと種類はいくつかあります。そんな「衝突防止マーク」も少し手を加えたカッティングシートにするだけで、企業のブランドを表現するデザインになるのです。こういうアイデア、素敵ですよね!


その他にも、コミュニケーションを促すためのドライキッチンやフリースペースが設けられていたり、展示スペースに稼動間仕切りとプロジェクターを設置することでプレゼンテーションスペースを兼ねていたりと、オフィスやワークスタイルで真似をしたいところがたくさんありました。

また展示されている様々な家具からも、オフィスに取り入れたいアイデアを感じとることができました。
なぜならば、優れたオフィス家具というのはデザイン性だけではなく機能性にも富んでおり、それらは使い方やワークスタイルなどを考えに考え抜いてデザインされているからです。その考えが細部に反映されている家具の機能性がワークスタイルに与える影響はとても大きいということが、このライブオフィスで体感することができます。


オフィスづくりにおいて何かしらのヒントを得ることができるショールームですので、もしオフィスの移転や環境の見直しを考えている場合は、是非ヴィスまでお問い合わせください。いろいろな発見と、オフィス家具の面白さに魅了されたぶらりでした。