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2018.3.6

CULTURE

数多くの著書を支えたものとは。司馬遼太郎さんの創造空間から感じたこと

こんにちは。今月誕生月のchu-tonです。

先日、建築家 安藤忠雄さんの設計であることを知り、

気になって東大阪市にある「司馬遼太郎記念館」に

行ってきました。

司馬遼太郎さんと言えば、「竜馬がゆく」「坂の上の雲」など、

多数の代表作を生み出した著名な小説家。

本をあまり読まない方でも名前を知っている方がほとんどですよね。



記念館は司馬さんのご自宅に隣接して建設されており、

まず、門をくぐると最初にご自宅が。

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雑木林がお好きだったという司馬さん。

所狭しと様々な樹木や草花が植えられていて、

きれいに整備された、というよりも

自然のたたずまいを好んだ司馬さんらしい落ち着いた雰囲気。



家の中に入ることはできませんが、

司馬さんが原稿を書かれていた書斎は

外から見えるようになっています。

少し見えずらいですが、書籍でいっぱいです。



一般的に書斎というと奥の方のひっそりした空間を想像しますが、

明るい日差しの入る部屋で、時には四季を感じながら書くことが

彼なりの働き方だったのかもしれませんね。

ここは、安藤忠雄さんの設計で後から作られたお庭です。



ご自宅のお庭を通り抜けると、記念館が見えてきます。

コンクリートの打ちっぱなしとガラスで出来た建物。

おしゃれで格好いいですね。

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記念館までの通路もガラス張りから外の緑を見ながら歩くことができ、

訪れた人の心を癒します。



一番お見せしたかったのが記念館の中の展示室!

なのですが・・・中は残念ながら撮影できなかったので、

パンフレットでご紹介(ノ_-。)

圧巻は高さ11メートルの壁面いっぱいに取り付けられた書架。

こんなデザインみたことありません!
オフィスにもこれほどの書物がこんな風に飾られていたら、
何だかワクワクしてしまいます。

司馬さんの作品ももちろん展示されているのですが、
作品を支えた資料や翻訳本など約2万冊もの蔵書が展示してあります。
隣のご自宅の蔵書も合わせると約6万冊とか!
多数の作品の陰には、並々ならぬ努力がうかがえます。

ご自宅、記念館を通じて司馬さんの作品を作り出す仕事への向き合い方、
働き方を感じることができたように感じます。

ヴィスもオフィスデザインを通じて、
働き方についてご相談させていただきます。