事務所(オフィス)移転のお祝いを送ろう ーお祝いのアイデアとマナーとはー
企業にとって事務所(オフィス)移転は大きなイベントです。住所が変わることもそうですが、今後の経営計画などにも関わってくる重要なタイミングですね。
取引先から、事務所(オフィス)移転の案内状やお知らせを受け取ることがありますよね。普段お世話になっている取引先やお客様がご移転された時には、お祝いや今後の応援をしたくなるものです。
ご移転のお祝いを送るときは、いつ、どんなものを送れば良いのでしょう?また、マナーやタブーはあるのでしょうか?
事務所(オフィス)移転のお祝いはいつ送るのがベスト?
事務所(オフィス)移転のお祝いは、基本的には移転をした日、またはその日から1週間程度のうちに送ることが望ましいでしょう。事務所(オフィス)移転のお知らせについての記事でもご説明していますが、企業は移転の1カ月前から2週間程度前までに、関係者にお知らせをしています。移転をされる日を把握して、遅れないように準備をしましょう。移転日から2週間以上が経過してしまった場合には、お花や植物を送るのではなく、何か別の物品を送りましょう。
お祝いの相場はどのくらい?
送るものにもよりますが、事務所(オフィス)移転のお祝いの相場はいくらぐらいなのでしょう?送るのも送られるのもあまり機会がない場合は見当がつかないですよね?
相場といってもまちまちですが、後述のとおり胡蝶蘭をお送りすることが多いことから、その金額が目安となります。取引先や関係の深い企業、日々お取引をするような企業に対しては「3万円から5万円」、スポットでのお取引や、お付き合い程度の関係であれば「1万円から2万円」が相場です。送るモノにもよりますし、お祝いの気持ちが重要なので、あまり相場にこだわらず相手の企業を想う気持ちをお届けしましょう。
移転のお祝いは胡蝶蘭じゃないの?何を送ろう?
さて、事務所(オフィス)移転のお祝いには何をお送りするのが良いでしょう?
定番はもちろん胡蝶蘭!
移転祝いとして、最も送られるのは胡蝶蘭です。ご移転したばかりの会社様のエントランスではよく見かけます。
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」であり、同時に鉢植えで送られることから「幸せが根付く」という縁起の良いお花です。また、丈夫な胡蝶蘭は1カ月以上も花が枯れることがなく、それに対して花の香りが強くないことからお祝いの花として重宝されているのです。
白やピンクの花が定番ですが、珍しいブルーの胡蝶蘭があったり、なんと企業のロゴを花びらにプリントしてくれるサービスがあったりと、オリジナリティ溢れる胡蝶蘭もあるので、種類も検討してみてください。
続いて人気は観葉植物
胡蝶蘭に次いで多いのは、観葉植物です。長持ちするとは言えども、枯れてしまう胡蝶蘭に比べて、お祝いの時期が終わってもオフィスの中で愛用していただけるところが魅力です。また、オフィスにグリーンを配置することは、働く環境にとってもとても良い事。(コラム記事参照)
オフィスで育てることを考えて、日陰でも育ち(耐陰性)、手入れが少なくて済むもの、乾燥に強い種類などが好まれます。パキラやウンベラータ、ドラセナ、ベンジャミン、ユッカなどが人気です。
フラワーアレンジメントも
お花や観葉植物は大きくてかさばるので、もう少し小ぶりなもので祝福の気持ちを伝えるには、フラワーアレンジメントが良いかもしれません。数種類のお花を集めて、バスケットや小さな花瓶に生けられたもので、床に置く胡蝶蘭や観葉植物に対して、テーブルやちょっとした棚に置くことで、一気にその場が明るくなります。
お菓子やワインなどの食べ物
ご移転される企業様の規模などにもよりますが、お祝いをご自身で持って行く場合や、移転パーティーに訪れた際に渡すのであれば、お菓子などの食べ物も気軽なので良いですね。社員の皆様で分けて召し上がっていただけるのも良いところです。スイーツに企業名を入れてくれるサービスや、オリジナルラベルのワインをつくってくれるサービスなどもあるので、利用してみるのも良いですね。最近よく見かけるのは、企業名が入った鏡開きができる日本酒の樽。お祝いっぽい雰囲気で、パーティーなどの見せ場にもなりそうです。
移転のプロのヴィスがお勧めする
バルーン
「お花も観葉植物も、たくさん頂くんじゃないかな?何か変わったものを送りたいな」と思った方には、最近はバルーンが人気です。ヘリウムガスが入った状態で箱に梱包されて届くので、開けるときにはきっと「わぁ」と驚いてもらえること間違いなし。エントランスにカラフルできらきらのバルーンがぷかぷかと浮いている様子はとってもかわいいですし、訪れた人みんなの目に留まるはずです。大きいモノであれば等身大のバルーンもありますし、ご移転後にパーティーをされる企業様であれば、パーティーのデコレーションにもなりますよ。
(写真はフラワーアレンジメントとバルーンが合体したもの)
卓上のおしゃれなカレンダーや時計などの小物
新しいオフィスへの移転を機に、会議室が増えたり、オープンスペースができたりした企業様には、卓上に置けるカレンダーや時計、おしゃれなドアストッパーなどの小物も便利で喜ばれます。あると便利だけれど移転したての時には用意できていないことが多く、バタバタとしてなかなか手を付けられない部分でもあり、もらうと意外と嬉しくて、ずっと使っていただけることも。
例えばヴィスでも使っているこのタイマー。ミーティングの時間を短くするために取り入れたもので、5分、10分、15分などでアラームが鳴るのですが、オフィス見学の際にヴィスで見かけて、移転後のオフィスに取り入れていらっしゃる企業様が多数いらっしゃるので、移転時のちょっとしたプレゼントに最適のアイテムです。
お祝いを送らないほうが良い時とお祝いに適さないモノ
事務所(オフィス)移転をされた場合でも、お祝いを送らないほうが良い場合もあります。それは縮小移転の場合。事業縮小や業績悪化などで、人数を削減し今よりも規模を縮小してご移転をされる場合は、お祝いを送らないほうが良いでしょう。
また、事務所(オフィス)移転は、個人のお引越しと同じくお祝いとしてふさわしくないモノもあります。例えば、「赤」い花。火事を連想させるため、避けられています。紅白がお祝いの色ですので、赤い花が混じっていることは問題ありませんが、赤一色の鉢植えや燃えるような赤い花はやめましょう。
お祝いの気持ちを表現しよう
ひとくちにご移転のお祝いといっても、いろいろなものがありますね。企業から企業へと送る贈り物なので、タイミングやマナーは気になりますが、お祝いの気持ちを表現することが大事です。今後のお付き合いを継続していくためにも、相手の企業様のことを考えて、事務所(オフィス)移転のお祝いを選んでみてください。
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