【オフィスぶらり】新しいクリエイティブ楽園がここに。癒しと遊び心が溢れるノースショア株式会社様のオフィスに行ってきました。
前回に引き続き、8Fのワークスペースへ。こちらはノースショア株式会社様のsurferさんたちのスペース。明るい光に導かれるように、いざ楽園へ。
陰影が空間に動きを生み出す
ガラスの扉を抜けると、ズドーンと開放的なオフィス空間が広がっていました。目立つところに壁がたっていないことや、柱が少ないことで空間を遮るものがない為、より広く感じたのかもしれません。本当に”ひとつの空の下”という感覚です。もちろん9Fと同様に窓面がとても大きいので採光もばっちり。とっても明るくて、オフィス内だということを忘れそう・・・。あと、是非注目して頂きたいのが天井の光の色です。手前が白っぽく明るく見え、奥にいくと黄色っぽく落ち着いた感じに、そしてまたその奥は明るく見えますよね。これは照明の色を変えている為なのですが、中心だけ黄色の電球色を使用しているので、空間の違いを出しつつも全体は暗くみえないんですよ!照明の色で空間の演出は大きく変えられると体感できました。
コンセプトに合わせて自分たちが変化する
ふと横に目をやるとサーフボードがずらり。さすがsurferたちがいるオフィスはリアルサーファーも多いんですね・・・!と思いきや、今年から活動を始めたのだそう。こんなにもHawaiiやビーチリゾートをコンセプトにしている会社なのにサーファーがいない!なんてことだ!!となったのだそう。即実行に移す行動力、さすがです。置き傘ならぬ、置きサーフボード。か・・・かっこいい。皆さんでサーフィンに行くときに、一度会社に寄ってこちらのサーフボードを持っていかれるんだとか。あー想像しただけでオシャレ。
心地よく働くということ
もちろん8Fのワークスペースにも白砂のエリアはあります。ただ白砂を敷いただけでなく、その上に木の板を並べ、橋のようにしているのも本当に外っぽいですよね。細かな演出が大切。窓際にはソファ席が並び、一人で作業されていたり、ミーティングされていたりしました。ヴィスにもソファタイプの席があるのですが、実はとってもミーティングしやすいんです。ソファだからか、自然と気持ちがリラックスして、とてもカジュアルにアイディアをブレストできたりするんです。
ノースショア様のsurferさんたちもリラックスされているご様子で・・・靴を脱いでいる方もチラホラいらっしゃいました。本当に皆さん心地よく働いているんだな、と見ているだけでわかります。
そして私の中でのツボはこのハンモック。ハンモックってリラックスできるモノの象徴ですよね。体全てが包み込まれて、雲の上にいるようにふわふわ〜。気持ちよすぎて気づいたら寝てしまっているときもあるのだそう。少し煮詰まったときなどにハンモックに揺られて心を解放する、素晴らしい業務効率UPのアイテムです。ヴィスにも欲しい。
働き方に合わせた家具のカタチ
さて、ワークスペースへ歩みを進めます。ワークスペース中心エリアは照明が電球色になっているので、公園の大きな木の下で木洩れ陽を感じながら働いているような感覚です。ワークスペースの動線もこちらの中心エリアを軸にぐるりと回るようなラウンド状にとられており、まるでオフィス内をお散歩するようなイメージでした。デスクの形も長方形と正方形の2種類がレイアウトされていて、その時のプロジェクトの内容やその日にしなければいけないタスクの内容により、働き方が選べるんだそう。正方形のテーブルってプロジェクトチームなどで使用する際は、とてもおススメなんです。距離感が近くなるのでコミュニケーション量が格段に増えますし、なにより一緒に作業している共同感覚が生まれます。正方形同士連結させれば、ビックテーブルにもなったり。変化に適応できるって成長企業様にはとても重要なんです。
いや〜、なんて働きやすい環境なんだ・・・キョロキョロ。ん?
キョロキョロ・・・え?くるま・・・?
空間にインパクトと感動を
ワゴン車ー!!!!なんと、ワークスペースの中心にワゴン車がありました!
どうやって車運んだんだろう・・・エレベータから?
いや、大きすぎて入らないよね・・・。
じゃあ窓から入れたのかな・・・。
でもどうやって・・・?
と、一瞬で色々なことが脳裏をよぎりました。もうパニックです。
よくよく聞くと、車を持ってきたのではなく、ワゴン車のイメージで造作したのだそう。ですよね。でも、言われないとわからないくらいクオリティが高かったです。
表面も南国風にデザインペイントがされていてとっても素敵。デリとか販売できそうなルーフとテーブルもついてました。技が細かい。
中はというと、ミーティングシートなんですね。ワークスペースのど真ん中で、しかもワゴンに入ってミーティングする・・・まさに異世界です。このワゴン車でミーティングすると、外に出ていないのに(むしろワークスペースのど真ん中なのに)、なぜか外でお話している感覚になりそうですよね。もちろん、最前列は運転席になっていました。もはや遊び心しかない。
細かな技が創りだす本物の世界
ワゴン車が置いてある箇所の天井はこのようにスケルトン天井+ルーバー+植物が施されていました。スケルトン天井にすると空間の抜け感が倍増します。確かに、せっかくワゴン車で演出がバッチリ!なのに、普通のビル天井がワゴン車ギリギリまであったら、急に現実味が増してしまいますよね。より異世界感が演出されていたのは、細かな技の積み重ねがあってこそ。大きな世界観を生み出す為には、たったひとつの物事だけ成し得るのではなく、ひとつひとつのイノベーションが重なり合うことことが重要なんだなぁと実感。
引きよせられるブルーオーシャン
さらに奥に進むと真っ青な空間が広がっていました。
心の中で「わ〜、海だ〜」と叫んだのは内緒です。
外から入るたっぷりの光も相まって、輝くように綺麗に映えていたブルー。海をイメージして床材をブルー、壁を青く塗装したのだそう。手前の砂浜を通って、ビーチ沿いの公園を通り抜け、海にでる。オフィス内でストーリーが創られていることに感動しました。各々のストーリーに合わせたデザインと家具、細かな内装の技が、自然とその世界に引込ませているのだと思います。
こちらの海のエリアに建っている壁は普通の壁ではありません。そう、この今流行りの「デザインペイント」です!つまり、ホワイトボードとして文字が書けるんです。ブレストミーティングなどする際に活用されるのだそう。立ってミーティングを行うことで、時短にも繋がりますし、立っていることで運動神経が刺激され、自然とアドレナリンがでてくるんです。まさに「ノリに乗った状態」でミーティングが行えるので、ここから生まれるアイディアはさぞ「ノリに乗った」最高のものかと思います。
いや、本当に、それくらい立ちミーティングはアイディア出しの場にはおススメなんですよ。
全ての働くニーズに応える
8Fのワークスペースは全てオープンな空間かといいますと、それは違います。もちろん、ひとり誰の目を気にすることなく作業に集中したい、そんな時もあるでしょう。どんな働き方の欲求にも応えるべく、個人集中スペースもきちんと完備されていました。空間がオープンな企業様ほど、このような集中スペースを設けられていることが多いです。オープンであることはもちろん、コラボレーションを生みだしやすく、コミュニケーションも活発になり良い影響は多くあるのですが、集中したいときに弊害が生まれやすいことも事実です。どんなシチュエーションにも応えるべく環境を整えられているノースショア様は、本当にsurferさんたちを大切に想われているのだと思います。
なんてったって、イスがふかふかですから。
自分たちで創りあげるオンリーワン
ぐるりとワークスペース内を回遊した先には自販機がありました。よくよーく見ると、ノースショア様オリジナル自販機。クリエーターsurferさんがデザインされたそう。その会社オリジナルのものがあるって、愛社心とか帰属意識に結びつきますよね。
台車でさえ、会社名が・・・。あ、手書きだった。
グラフィックシートの汎用性
こちらのエリアもオープンで拓かれた空間ですが、見えない壁があるかのようにしっかり独立した世界観が創られています。天井の格子や柱組が本当の木なので、よりリアル感がでてまるでビーチリゾートのテラスに来ているよう・・・。壁面に見えるデザイン柄はシートなんです。9Fではデザインペイントが施されていたビルの既存壁部分ですね。8Fではデザインシート(グラフィックシート)が施されていました。シートのデザインって無限のバリエーションなので、雰囲気を変えるには本当におすすめです。個人的な意見ですが、このデザインのチョイスがかなりツボです。全て異なる柄を組み合わせるとことが・・・さすが、ヴィスのデザイナー(笑)
想像を超えた世界
これはなんだと思いますか?樽は樽なんですが・・・。ゴミ箱なんです。本物の樽をゴミ箱に加工されたそう。なんというか、アイディアが素晴らしすぎて驚きです。ノースショア様にぶらり来てみて思うのは、”既成概念をいかにとっぱらえるかで世界は面白くなる”ということです。9Fのホワイトボードが黒かったことも、オフィスに車があることも、樽をオフィスでゴミ箱として使うことも、既成概念にとらわれていたら、生み出せなかったアイディアだと思います。
ノースショア様のオフィスがこれほどまでに面白くてわくわくするのは、私の想像している「オフィス」を超えた、新しい世界が広がっているからだと思うんです。
リアルな世界観が豊かなイマジネーションを支える
ひとつのフロアで異なる世界が広がり、様々な表情をみせてくれた8Fのスペース。ぐるりとワークスーペースを1周しただけなのに、広いビーチ沿いの公園をお散歩しているように、見える景色が代わる代わる変化し楽しくてわくわくしっぱなしでした。
自分らしく、心地よく働ける最高の楽園。Hawaiiは遠いけど、麻布十番なら近いからまた来たいな。
さて、次のぶらりはどこかな。なっちむ
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