「考える」世界遺産となった、上野 国立西洋美術館の設計デザイン
こんにちは!!大阪の管理部門に所属するHKです。
私の趣味は世界遺産めぐりで、その目的で様々な場所を旅行することなのですが、実は、東京の都心にも世界遺産があるのをご存知ですか?
それは、上野駅の近く、上野動物園にもほど近い場所にある、国立西洋美術館の建物そのものなのです。
国立西洋美術館の建物は、20世紀を代表する建築家の一人であるル・コルビュジエ(1887-1965)によって設計された建築物で、世界各地のル・コルビュジエが設計した建築物と一緒に、東京にある国立西洋美術館も世界文化遺産に登録されました。
ここのエントランスには、ピロティ(円柱)が使われており、憩いの空間が用意されています。
建物内の19世紀ホールと呼ばれる空間では三角形の明かりとりの窓が採用され、スロープを登っていくにつれて空間デザインの変化を楽しむことができます。
建築物の設計って、例えば床からの1か所(一方向)だけでなく、様々な場所からどのように見えるのかまで、事前に考えて設計するものであることに気づきました。
外壁も、流行りすたりのないデザインですが、玉石が埋め込まれた取り外し可能なパネルとして作られているそうです。
取り外しが可能であることから、外壁を建物の支えに使うことができない、つまり、その他の部分で建物を支えることを考えて設計しなければならない、という制約もあることになります。
国立西洋美術館は、日本国内、それも都心にあってとても行きやすいですし、美術館の前庭にあるロダンの彫像「考える人」のように、いろいろと考えさせられる世界遺産ですので、是非、皆さんも行ってみてください。
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