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2019.5.31

CULTURE

オフィスの音、「防音」・「遮音」「吸音」の違いとは?

今日は、音について。
気にならなければ何てことない音でも、気になりだしたらすごく気になる音。
音についての対策で皆さんが耳にするのが「防音」「遮音」「吸音」だと思います。

大体の感じでどんな効果を称しているかはわかると思いますが、
「防音」は効果・対策の言葉でなく概念的な言葉で、
音対策の総称での効果・対策は「遮音」「吸音」になります。

「遮音」
音を遮断する。音の透過を軽減する。音を跳ね返す方法。

遮音の効果がある素材は主に硬いもの、重いもので、
石膏、コンクリート、鉄板、鉛、遮音シートなど重いものほど施工の費用も高くなるので注意。

遮音効果を高くするとデメリットがあり、音が反響してしまう。
音が響いて会話がしづらい。

「吸音」
音を吸収する。反射を軽減させる。音の反響を抑える方法。

吸音効果のある素材は、グラスウール、天井の岩綿吸音板などが主に使われる素材で、
その他に効果があるのが絨毯・カーペット・ファブリックの家具、カーテンなども
効果に大小ありますが吸音効果が得られます。

システム天井上、OAフロア下へのグラスウールの充填を行う事も、いろんな条件にも寄りますが効果が得られます。

音の大きさは「dB」で表します。
下記は一例ですが
100db:車のクラクション
80db:電車の車内、飛行機の機中
60-50db:オフィス、博物館など
40db:図書館など
上記のような目安がある中で、多くの人が「静かだ」と感じられるのは45dB程度と言われたりもします。


快適空間を作るにあたっていろんな素材を選定されるかと思いますが、
全て出来上がってからの音対策は難しいところもあるので、しっかり選定して快適空間を作ってください。