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2019.7.11

CULTURE

空間の質感を上げる!突き板を使ったオフィス家具

こんにちは。
本日は家具の表層材の選択肢として、突き板の良さを再認識してもらいたく、
書いていこうと思います。

一般的なオフィス家具や店舗の什器は表面にメラミン化粧板という化粧板を貼って
木目などを表現しています。

メラミン化粧板は樹脂を浸透させた紙を何層も重ね合わせた薄い板のことです。
板の厚さは約1mm。そこに木目や色柄をプリントし、芯材に貼り付けることでテーブル天板として仕上げています。
メリットは耐久性が良く、加工性が良く、比較的安価です。

一方、表層材の一種で突き板は本物の木材を薄くスライス(0.3-0.6mm)し、板状にしたものを芯材に貼り付けています。

メラミン化粧板に比べると、耐久性とコスト面ではやや劣りますが、質感や風合いは無垢材とほぼ同等レベルになります。
こんな感じで、薄い板を

縫い合わせて、一枚の大きな板にして
接着し最終的に家具になります。


最近のメラミン化粧板はしっかりと凹凸も付いてきて
より本物らしくとなってきてはいますが、
突き板を使ったものに比べるとやはり質感は劣ると感じます。

日本では家具は消費材という傾向が強い為、中々選択肢に上がらないのですが
適材適所で、耐久性の求められるところはメラミン化粧板、
意匠的に見せたいところは突き板、などの使い方ができたら
空間全体の質感が上がりますし、材料としても無垢材などに比べて環境負荷が少ないです。

オフィス家具の購入の際には、ぜひ、検討してみてください。