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2019.10.1

CULTURE

リニューアルした「大丸心斎橋本館」でぶらりヴォーリズ建築めぐり

かつての心斎橋筋に、大手百貨店のそごう、大丸とデパートやPARCOが軒を連ね、休日は活気に溢れていたのですが、PArCOは閉店し、そごうはリニューアルで暫く心斎橋筋の賑わいは影を潜めていました。

時代の移り変りと共に、御堂筋はシャネル、カルティエ、ルイ・ヴィトン、クリスチャン・ディオールなど世界の高級ブランドが次々と日本最大級の規模の直営店をオープンさせ、界隈はすっかり華やかになりブランドショップストリートと化し、ラグジュアリーな雰囲気が漂っています。

そんな中、2015年から閉店していた大丸心斎橋本館が、構想18年を経てこの度、2019年9月20日に、リニューアルオープンしました。

老舗百貨店のリニューアルには興味があったので、ちょっと立ち寄ってみました。

外壁は歴史的価値の高い御堂筋側ブロックの外壁はそのまま再現され、御堂筋沿道の景観として相応しいデザインを守っていました。
店舗空間は「伝統」と現代のデザインを融合させ増築部分はモダンなデザインのフロアーに変貌していました。

ヴォーリズ建築の外観がひときわ目を引き、大正モダン建築をそのまま残し、1階の天井のシャンデリアなどに改修した装飾が活かされ、内外装をなるべく復元し、これまでの面影を色濃く残していました。

単なる移動手段のエレベーターやエスカレーターも側面にはステンドグラスが生かされ、移動空間にも楽しみを施し細かいところまで演出がされています。

この空間を表現するのは言葉では難しく、機会があれば是非大阪の新しい名所として体感してみてはいかがでしょうか。