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2020.4.23

CULTURE

豪華絢爛!何故か落ち着く純喫茶のススメ

都内にも複数ある、”純喫茶”といわれる場所。
純喫茶の内装は今では考えられないほど細部にこだわりを持ち、豪華絢爛にしている店舗がいくつもあります。
今回は派手だけども何故だか落ち着く、私の好きな純喫茶を紹介します。

・名曲・珈琲 らんぶる / 新宿
このお店は地下が見所なんです!
1階の自動ドアを入り、パッと見普通の喫茶店の横にある階段を降り地下へ。
階段を降りていくとそこには、大きなシャンデリアが下がるダンスホールのような開放的な空間。

赤いカーペットが敷かれている中央の階段を降り、高級感溢れる赤い布地で統一された客席へ向かいます。
吹き抜けの天井の高さと奥の鏡貼りになったフェイクウインドウ、ヨーロッパの建築を思わせる壁面装飾で、
ここが地下2階というのも忘れてしまいます。

 

それとどこの純喫茶に行っても見て頂きたいのが床!
個性的な模様をしているところが多く、見ているとワクワクしてきます。
人がよく通る場所なんかは模様が薄くなっていて、長い時の流れを感じられるのもまた良いポイントです。

        (らんぶるの床タイル。ヨーロッパを感じさせる個性的な模様をしています。)




・珈琲専門館 伯爵 / 池袋
池袋に伯爵は北口店と東口店、2店舗あります。

北口店は店舗が大きく、懐かしのテーブルゲーム台が1台だけあり、そこに通されたらかなりラッキーです。
入り口の2階へ続く階段室には大きなシャンデリアがあり、ガラスで光が反射し豪華な印象です。
いつ行ってもかなり賑わっていますが、100席ほどあるので高確率で座れます。

喫煙席側には大きなシャンデリア、曲線の優美なアンティーク照明、彫像があり、とても優雅で贅を尽くした内装になっています。
禁煙席側の天井にはステンドグラスがあり、珈琲を口に運ぶ時、波に緑色が映りとても綺麗です。
(2020年4月のたばこの新ルール以前の情報です。)

 
東口店はジュンク堂の帰りによく寄ります。

照明とミラーを多用したきらびやかな店内で、
テーブルと椅子の黒色、座席のビビットな赤のファブリックが空間を彩ります。

両店舗ともアンテイーク照明や彫像、ステンドグラスなどテイストは似ていますが、東口店の方が明るいので読書にはちょうど良いです。
長年のタバコのヤニで黄色く色付いた天井が、クロスを貼っただけでは出せない、独特の味わいのある雰囲気作りに一役買っていて、いい感じです。

 

初めていく純喫茶は、始めは内装のインパクトでソワソワしてしまうのですが、
少し時間が経って出てきたコーヒーを飲んでいると、何故か落ち着き居心地よくなってその非日常空間を好きになってきてしまう、純喫茶にはそんな不思議な力があると思います。

今回ご紹介したものは違いますが、個人で営業されている場合ご高齢の場合が多く、年々閉業していっているので行きたいところを見つけたら早めにいくのをオススメします。(緊急事態宣言が解除され、落ち着いたら)

オフィスのリフレッシュスペースで、「カフェのような心地よい空間」というのをよく聞くのですが、「純喫茶のようなレトロな空間」というのもいつかはデザインしてみたいものです。