【オフィスぶらり】"arflex New Model Exhibition 2017"に行ってきました!!
今回のぶらりは、”憧れの家具ブランド”としてその名を挙げる人も多いだろうブランドの1つ、arflex(アルフレックス)の、新作展示会に行ってきました。ミラノサローネのトレンドを反映した、素敵な家具たちの細かいこだわりにまで、注目してみました。
初夏の風にふかれる広尾のまちで
6月1日。日が暮れると、まだ風が肌寒いと感じられる夕暮れ時。
賑やかな恵比寿の雑踏から少し外れた広尾1丁目の恵比寿プライムスクエアの1階にアルフレックス東京のショップがあります。
6月1日と2日には、新製品のプレゼンテーションも行なわれ、5日まで新作展示が行なわれていたのですが、現在ももちろん通常のショップとして営業中で、新作の説明もしていただけますのでご安心ください。
それでは早速、高級家具の新作を見て回ることにしましょう!!
エントランスを入ったところに、展示されていたのがこちら。
この『BOURG(ブール)』というソファ。幅がおおよそ3mもある大きなソファなのですが、奥行きは875mmと比較的コンパクトにできています。
アーム部分と背中の部分のクッションは、なんとファスナーでパネルに固定されており、使っている間にクッションがずれたり、下がってきたりということがないように作られています。
これは、ソファが常に最も美しい表情をキープし、日々のメンテナンスを軽減するための工夫されたデザインであり、レザーの張地であっても滑りにくい構造になっています。
また背中部分のクッションは、フレームのその幅よりも少し大きめにデザインされており、少々押し込むカタチでクッションがはめ込まれているのだとか。独特のシワとふんわり感が出るように緻密に計算されているのです。
脚元はシャープなスチールでできており、水平方向に3m、伸びやかなフォルムを実現しています。大きなソファでも足元がすっきりしていると、全体的にシャープな印象を与えますね。幅は全部で5種類あるので、1mから3mまで空間にあわせてチョイスができます。
またソファの張地も選択が可能。ベースカバーとカバーで素材を変えることもできます。
続いては、『BRERA LOUNGE(ブレララウンジ)』というラウンジチェア。
既存の『BRERA』というソファのシリーズのデザインを踏襲したモデルです。幅が約64cmとコンパクトでありながら、ゆとりのある座り心地で、高めのシートは立ち座りもスムーズに行なえます。肘掛部分が途中でカットされているのも、立ち座りの際に邪魔にならないように機能性を考えられているのです。
そして、なによりもこれの特徴は、回転をすること。底の部分につけられている回転盤で、360度自由自在に回ることができます。自宅のダイニングやベッドルームではもちろん、オフィスの会議室のシーンなんかでも活躍ができそうです。センスのある役員会議室などにピッタリなのではないでしょうか?
こちらは『TREPPI(トレピ)』
名前がイタリアンで可愛い。スタイリッシュでモダンな家具が多いアルフレックスのなかでは、どちらかというとクラフト感を感じるサイドテーブル。無垢材をトレー状に削りだした天板は、コロンとした異形が特徴的で、触るととても滑らかな手触りがする上質なもの。特徴的なフォルムではありますが、場所を選ばず活躍してくれそうな親近感があります。
高級感がありながら、可愛らしさと遊び心を兼ね備えた、個性的な逸品でした。
作り手の配慮も
いろいろなシーンの中で、ところどころに配置をされていたパーソナルソファが、この『BLANCHE(ブランシェ)』というもの。精密かつ丈夫な成型合板技術により滑らかな三次元形状を実現しています。パーソナルソファでありながら、ぼてっとした形状ではなく、すっきりとした繊細なフォルムをしています。
この『BLANCHE』も背、座、頭の部分の素材をそれぞれチョイスすることができるので、いろいろな組み合わせで思い通りのソファにできることができます。
たとえばこの写真は、ソファの種類は同じですが張地を変えることによって、まったく違ったイメージになると思いませんか?
革であれば上質で力強い感じ、ベルベットであれば上品でフォーマルな感じ、織地であれば遊び心があってカジュアルな感じなど、形は同じでも与える印象はまったく違います。
ちなみにこの『BLANCHE』の張地。ヘッドレスト部分のみ、マジックテープで取り外すことができます。頭の部分はどうしても汚れやすいので、外してクリーニングができるようになっているんですね。使う人のことを考えて作られているデザインは、作り手のやさしさを感じます。
異素材の組み合わせ "マテリアルミックス"
こちらは、『RIVOLI(リヴォリ)』というリビングテーブル。2枚の長方形を重ねたような異形の天板が特徴のリビングテーブル。仕上げは大理石と、木目に垂直にテクスチャーを加えたラフウッドの2種類。高さと天板サイズが2種類ずつ用意されていて、単体での存在感はもちろんのこと、素材やサイズなどをミックスすることで、多彩な表情がリビングスペースに展開できます。
先ほどのソファの部分でもご説明しましたが、この異素材の組み合わせというのが最近の家具デザインのトレンドなのだそう。4月にイタリアで開催された世界規模の家具の祭典、“ミラノサローネ”でも、そんな異素材を組み合わせた“マテリアル・ミックスデザイン”の家具が多数発表されていました。
これは今回の新製品ではないのですが、こちらも異素材の組み合わせですね。左側は濃い木目、右側はコンクリートのような素材。フレームはスチール素材でできていて、高さと大きさの違う2つのテーブルを組み合わせて使っています。
コンクリートのみだと、無骨で冷たいイメージになりますが、そこに有機物である木材をあわせることによって、温かみと上質さがプラスされ、空間がまた違ったイメージになります。リビングルームはもちろんですが、オフィスのエントランスなんかに使うと、かなり洗練された空間になりそうですね。
異素材を組み合わせるって、なかなか難しそうで、「素人には無理っ!」となりそうですが、arflexではコーディネートサービスがあるので、安心してご相談ください。
お部屋全体のトータルコーディネートをしていただけます。
理想を現実に
今回の新製品のテーマは「Realization(リアライゼーション)」
“描いた理想の、その先へ”ということで、理想の空間を現実化させ、こんな理想的な空間で過ごすことができたらいいなを実現させています。
こちらが、頂いた新製品のカタログなのですが、このカタログにもストーリーが隠されていました。
新製品をそれぞれの理想のシーンに合わせた写真が載せられているのですが、一日の時系列に合わせてページが進んでおり、前のページから後ろのページに向かうごとに朝から昼、夕方、夜へと向かっていくのです。合わせて、家具を取り巻く光や空気感に微妙な変化を表現しており、新製品の家具がよりリアルに紹介されていました。
テーマにあわせて、カタログにまでストーリーが反映されているなんて、とても素敵ですね。
通常アルフレックス東京ではそれぞれのシーン展示を行なうことが多く、ショールームの中に、リビングルーム、ベッドルーム、ダイニング、書斎などのシーンを作り上げ、その中で背品の展示をするのですが、今回は製品そのものにスポットを当てて展示している箇所も多く、アルフレックスの新製品への強い自信が伺えるものでした。
そんな、ショールーム内の内装も気になるところ。
スチールポールのルーバーで、それぞれのエリアはゆるやかに間仕切られていますが、圧迫感などはなく広く見渡すことができます。ところどころにある段差もまた、空間をゆるやかに切り替えており、それぞれの製品を際立たせる展示になっていました。
また、こちらも同じく大きなルーバー状になった天井から、ダイナミックにハンギングされた観葉植物たち。シンプルでソリッドな空間に、さわやかで柔らかなイメージ与えてくれていました。
個人的にはこのグリーンの扱い方が本当に好み。天井の高い家をゲットできたら、是非吊り下げてみたいものです。
良いモノ、良い空間が与える居心地の良さ
新しい家具のトレンドや、洗練された空間に触れることができた展示会でした。
アルフレックスの使う人への作り手の配慮や、緻密に計算をして追求をしたデザイン、張地や素材の遊び心など、高価な家具であることが納得できるこだわりばかりを見つけることができました。
ヴィス東京オフィスのサロンエリアには、アルフレックスの家具がたくさん置かれています。私たちも日常的にその座り心地や使い心地を体感しているからこそ、より一層、日常の心地よさの重要性を改めて感じさせられる機会でもありました。
一日のうちで、長く過ごすオフィスだからこそ、家具や素材にこだわりたいものですね。
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