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2017.6.21

CULTURE

オフィスを移転される際には統一された封筒や名刺でブランディング!

こんにちは。チャーハンです!

少し前ですが…「看板文字と中村書体」というイベント…
ゲストに中村征宏さん、ナビゲーターに小林章さんのトークイベントに行ってきました。

中村征宏さんは、1970年、第1回石井賞創作タイプフェイス・コンテスト1位入選、同年から2001年にかけて写研の写真植字書体の原字デザインを制作。ゴナ、ナール等々を含む19書体を世に送り出した方です。

中村さんがデザインされた文字「ナール」「ゴナ」は駅の看板などで見ることができます。

※「ナール」は写研から1973年に発売された丸ゴシック体です。
道路標識(高い視認性から一般国道における標識・サインシステムに採用。1986年の法令改正で、これ以降に新設・更新された標識から採用された。)などに使用されています。
阪急電鉄の看板もナールです。

「ゴナ」は1975年にこれまでになかった“超太ゴシック体”としてリリースされました。
超太かつ幾何学的なラインで構成され強いインパクトを持つ「ゴナU」は、タイトル・見出し用書体として開発されたものだそうです。その後「ゴナM」と「ゴナDB」の試作文字が三菱銀行の制定書体と決まったことから書体ファミリー展開が決定しリリースされる流れになったとのことです。
JR東日本、京王電鉄の看板も「ゴナ」です。

当日のお話の具体的な内容にふれることは解釈の相違があるといけないので控えさせていただきます^^;
普段何気なく目にする文字や看板ですが、どのような思いで制作されているかを聞くと、またこれまでと違った景色が見えてきて楽しく感じます。

また、今回ナビゲータとしてお話をされていた小林章さんはヒラギノ明朝やAXISフォントの欧文を設計した、日本における欧文書体設計の第一人者です。現在はライノタイプのタイプ・ディレクターとして、書体設計の指揮や、Optimaなど名作書体の改刻を手がけられています。

制作された文字「たづがね角ゴシック」(2017年にリリース)は、Monotypeの欧文書体、Neue Frutigerに合う日本語書体として開発されました。Neue Frutigerはフランスの空港や美術館で使用されている文字です。サイン・書籍・広告・Web等、用途を限定しない汎用性の高い製品を目指し制作されたそうです。

私にとっては文字のユニバーサルデザイン…
視認性や可読性について考えさせられたイベントでした。
これからオリンピックに向けて電車などの看板も変化していくのかもしれません。
楽しみですね!


そして、イベントとは全然関係ないのですが!
VISではブランディングの一貫で封筒の制作もしています。

VISの封筒はコットン(ホワイト)という紙を使用しています。請求書用の封筒も同じくコットンなのですが裏面に透けない加工をしたものを使用しています。個人情報も漏れません。

同じくコットンでもパールが入ったものや、ブラウンやブルーといった紙もあり、色々な表現が可能です。

また、あまり使用したことはないですが、はっきりした色合いで光沢のあるファンタス(黒、赤)やフラッシュカラー(ピンク、イエロー、キミドリ)などもあります。目立ちます!

オフィスを移転される際には是非封筒や名刺のブランディングも^^

では。