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2017.7.7

CULTURE

良い企業のエントランスがオシャレな理由。エントランスデザインの効果とは?

オフィスデザインを取り入れる会社は非常に多いです。オシャレなオフィスと聞けば、そのエントランスが頭に思い浮かぶ企業がいくつかあるのではないでしょうか?優良企業といわれる多くの会社が、オフィスのエントランスにデザインを取り入れるのでは何故なのでしょう?単なる受付ではない、その意味をまとめました。

オフィスエントランスは企業の顔である?

(ヴィス実績:株式会社レアジョブ様)


オフィスのエントランスは、お客様が来訪した際に一番最初に訪れる場所であり、いわばその企業を印象付ける場といっても過言ではありません。家で言えば、玄関です。手入れや掃除がされていない、靴だらけのお家よりも、花が植えられ靴はシューズボックスに収納され、良い香りのするお家のほうが好印象を持ち、その後に出てくる家の人への印象も大きく変わるはずです。

オフィスのエントランスも、お客様を迎え入れ企業に良いイメージを持ってもらうために重要な場所なのです。

そもそもオフィスのエントランスとは?

オフィスのエントランスといえば、どんなエントランスを想像しますか?
受付担当が座っているような有人受付や、大きな企業ロゴが設置されたエントランス、商談スペースがある受付など、ひとくちに受付といってもその規模や業態によって様々です。

エントランスはオフィスの入口であり、最低限の機能としては、パーテーションによってワークスペースと間仕切られ受付を呼び出す呼び鈴か電話があれば良いのです。

けれども、エントランスを単なる入口と捉えるのではなく、VI(ヴィジュアルアイデンティティ)やCI(コーポレートアイデンティティ)を意識し、デザインを取り入れることによって付加価値のある空間にすることができます。

エントランスは、訪れるお客様に対して自らの企業価値を高める役割を果たし、社員に対しては帰属意識とモチベーションを高める役割を果たしているのです。


【関連コラム】
>おしゃれなオフィスがもたらすモチベーション向上効果。
>社員を幸せにするオフィスづくり


企業のアイデンティティが表れる

たとえばエントランスの壁にコーポレートカラーを施し、企業のロゴを設置してみましょう。

これだけで、この企業のイメージカラーがブルーであることを伝えることができます。また、ブルーが与えるイメージ、「クール」「清潔」「知的」「冷静」「IT」などの印象を与えることができます。


(ヴィス実績:ウエストユニティス株式会社様)

どうでしょうか?少しのアイデアとデザインを取り入れることによって、そのエントランス空間に付加価値を与えることができました。社員にとっても毎日エントランスを目にすることによって、自社のコーポレートカラーを意識し企業イメージを大事にするようになります。


企業の想いをアピールする

次に、企業理念やマインドをエントランスデザインに施してみましょう。

(ヴィス実績:株式会社イオンフォレスト様)

グラフィックを利用すると、比較的安価に且つ簡単に取り入れることができます。また、視覚的なインパクトも強く、エントランスの面積に関係なくデザイン性のある空間を作ることができます。デジタルサイネージを設置して、映像を流し続けることもできます。

(ヴィス実績:株式会社プラスワン様)

来訪者は受付電話で担当者を呼び出したあとの少しの待ち時間に、その企業理念やスローガンを目にするのではないでしょうか?
その後の打合せのアイデアになるかもしれません。

また、面接に来た学生も、その企業の社風や目指す方向を感じ取るのではないでしょうか?

オフィスのエントランスがその企業のインフォメーションの場、プロモーションの場になるデザインの効果です。


エントランスという概念を捨てる

(ヴィス実績:株式会社ディスコ様)

ある程度の面積があるオフィスで最近多く取り入れられているのが、エントランスをオープンな空間にし、エントランスとカンファレンス、時には社員も利用するワークスペースやリフレッシュ、さらには大人数で使用ができるセミナールームを兼ねるような大きなホールタイプのエントランスです。
この場合は、このホールのまえにセキュリティーのためのシンプルなエントランス(附室)を設ける場合があります。

(ヴィス実績:株式会社nanairo様)

これはこれまでのエントランスという概念を超えて、サードプレイスという考え方のスペースです。

これまでは、オフィスのワークスペースの自席で仕事をするという考え方でしたが、オフィスのあり方や働き方が変化し、自席以外のカフェスペースや窓辺のカウンター、ロビーなどで働くという考え方が徐々に定着してきました。
そんななかで、このエントランスを兼ねたサードプレイスは、社内外問わずそこに人が集まり、仕事をしたり商談をしたり、ランチやカフェタイムをしたり、時にはセミナーを行なったりする空間となっているのです。

(ヴィス実績:株式会社メインランドジャパン様)

来訪者にとっては、エントランスや会議室だけではなく、その企業の実際の働く場所に身を置くことになるので、エントランス以上にその企業の風土やイメージを感じとることができます。
社員にとっては、社外の人もいるようなオープンで自然な空間でリラックスして仕事をすることができます。人々のコミュニケーションの場にもなり、新しいビジネスチャンスが生まれる機会も増えるでしょう。

オフィスのエントランスが企業の顔だけにとどまらず、その付加価値として新しいワークプレイスとビジネスや新しいアイデアを生み出す場に変化した、オフィスデザインですね。


【関連コラム】
>空間にイノベーションを起こし企業価値を変える
>オフィスデザインからみつめる経営戦略。オフィスを企業の成長戦略ツールとする。
>オフィスデザインはコンセプトありき。コンセプトから組織の在り方を見つめる。


エントランスの機能と効果は計り知れない

エントランスは単なるオフィスの入口ではありません。

その空間にデザインを取りれることによって、企業のアイデンティティを表現する場になり、企業をアピールする場になり、さらには新しい価値を生み出す場にもなるのです。
エントランスにデザインを取り入れることは、企業の業態や規模を問いません。小さいと感じる空間にもデザインを取り入れることはできます。

企業の顔、オフィスのエントランスを、企業の想いの詰まった空間にしてみませんか?



受付・エントランスのオフィスデザイン事例

受付・エントランスのオフィスデザイン事例をまとめました。下記からご覧ください。
https://designers-office.jp/work/index.php?type=1#pSl