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2017.10.12

CULTURE

建築まるごとブランディング!ホキ美術館

入社して早くも4ヶ月経ちましたCRのMです。

ようやく仕事の流れの全体感が見えてきた今日このごろです。

これからも面白い空間が作れるように精進していきたいと思います。


さて今回は千葉県市原市にあるホキ美術館に行ってきましたのでご紹介したいと思います。

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本来は内装の紹介をするべきなのですが

残念ながら内部は写真NGだったため外観だけですがご容赦ください、、、

ただ建築そのものの空間デザインや施設のブランディングという意味でとてもに参考になると思いましたのでご紹介します。

ブランディングにおいて、抽象化したアイコニックなデザインをつくるというのは
有効な方法論です。

ロゴデザインなんかはまさにそれで、記号化することによって、コミュニケーションをシンプルにしています。


このホキ美術館は、建築自体が記号化されています。

光を導き入れること、

自然の一部となれること、

何にも邪魔されず大きさの異なる一枚一枚の絵画絵を最適な距離で鑑賞できること、

そして食事すること、ワインを飲むこと、森と光と自然、環境などあらゆる行為や事象が等価に扱われることなど、

あらゆる条件を、この土地に落とし込み、

細長い「チューブ」という記号にデザインをまとめ上げています。

またこのシンプルなチューブ状の形を実現するために作り込まれたディテール(納まりなど)もまた見ごたえがあり、

オフィスの仕上げを考える上でもとても参考になりました。

そういった細かいデザイン的処理が全て「ホキ美術館」というブランディングに寄与しています。

その設計から施工に至るまでの努力たるや凄まじいものがあるな感じました。

シンプルだからこそ見過ごしがちですが、なぜそれがそれとして美しく成り立っているのか探ってみると色々と勉強になります。

充実した建築めぐりでした。

ホキ美術館、おすすめです。