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2018.3.2

CULTURE

多治見にオープンしたモザイクタイルミュージアムはデザイン的にも素晴らしかった!

名古屋最年長のcozyです。

今回は、2016年6月、岐阜県の多治見市にオープンしたモザイクタイルミュージアムに、先日訪問してきましたので、その話をしたいと思います。



多治見市は、施釉磁器モザイクタイル発祥の地であり、全国一の生産量を誇る地域でもあります。そんな町のシンボルとなる拠点として誕生したミュージアムは、今をときめく建築家である、藤森照信氏の設計ということもあり、訪れる前から、期待度満点の建築でした。

現地に着いてみてビックリ。何がすごいって、その建物のカタチ。とてもミュージアムとは思えない、小さな山のようなフォルムで、建物の外壁の素材自体も、タイルの原料を掘り出す「粘土山」をイメージして選ばれたそうで、建物全体がブランディングされているなぁ、と素直に感心してしまいました。

外観でも十分にインパクトを感じたのですが、内部に入ってまたWAO!を感じてしまいました。私が特に感銘を受けたのが、建物全体を貫く階段で、土で内装が仕上がっていることもあり、まるで洞窟の中を歩いているような印象でした。

細かなところでは、階段の手すりまでモザイクタイルが貼られていたり、消火栓の扉にもびっしりとモザイクタイルが貼られていたりと、これでもかというほどタイルづくしの空間デザインに仕上がっていました。

屋上階は、天窓が設けられており、それはそれは開放感でいっぱいの空間で、当日の天気の良さもあって、非常に幻想的な世界観で包まれた空間でもありました。



そうなんです、藤森建築の魅力は、やはりその独特な「世界観」だと思います。その世界観を建物全体で表現しているから、ブランディングができるわけなのですが、そこには、なぜか、不思議な美しさが、確かに存在するのです。う?ん、奥深い・・・。



私も、いつの日にか、こんな圧倒的な世界観を感じさせるオフィスを、ぜひ作ってみたいと思います!