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2019.2.22

From VIS

これからの「ワークプレイス」のあり方とは?スマートニュース様のオフィスを見学しました!

働く環境や働き方が時代とともに変わり、決められたオフィスに限らずコワーキングスペースやシェアオフィスで働くことも一般的になっています。

ヴィスでは、これまでも流行や時代の流れに合わせたオフィスのデザインや働き方を提案してきましたが、それを学術的に考えるとどうなるのでしょうか。

学術的な観点からもオフィスのデザインやワークプレイスとしてのあり方の提案ができるように、昨年からヴィスの役員が「日本建築学会」の常設委員会「ワークプレイス小委員会」に所属しています。
「ワークプレイス小委員会」は、人々の働き方や働く場所が多様化する社会状況に対応して、オフィスビルにとどまらず様々な業態の働く場としての「ワークプレイス」のあり方を提案することを目的として設置されました。

今回は、その活動の一環として、実際に働く場としての「グッドオフィス」を訪問して意見交換をする目的でオフィス見学を行うことになり、ヴィスで移転やデザインのお手伝いをしたお客様の中からスマートニュース株式会社様を紹介させてもらうことになりました。

スマートニュース株式会社様は、2016年に現在のオフィスに移転されました。

まずは、エントランスから。

受付ではiPadを使って担当者を直接呼び出すことができます。
取り次ぎ等の時間が省けるので、仕事の効率化にもつながっているそうです。

エントランスの横には、食事やセミナーなど多目的に使えるフリースペースがあります。昼の時間帯には社内で調理しているランチも提供しており、人が集まる場になっています。

昼食はこちらのランチを食べている人が多いとのこと。理由は、なにより美味しいから。日替わりでメニューが変わることや社内で済む手軽さもあると思いますが、ランチを社内で提供する際は味も大切なポイントになります。

いろいろな人が集まって、自然とコミュニケーションが生まれるような場所にしたいとのことで、社内で食べてもらうための工夫をしたり、途中でコミュニケーションが生まれるような仕組みも取り入れていらっしゃいます。


続いては会議スペース。

会議スペースの一角には人が集まる「ニューススタンド」エリアがあります。新聞や雑誌を置き、机はスタンド型にすることで人が集まりやすくなっています。
単純に場所をつくるだけではなく、人が集まり、コミュニケーションが生まれやすくする工夫です。

会議室はガラス張りですが透け感のあるカーテンで区切っていて、会議をしていても外にいる人があまり気になりません。私たちも通路を歩いたのですが、中の様子はほとんど見えませんでした。

部屋の中の壁はホワイトボードになっていたり、本棚や本が置かれていたり。部屋によって机イス・照明の種類が違うなどデザインも異なり、どの部屋にもこだわりが見られます。

一角には仕事もできるフリースペースがあり、社員のみなさんが思い思いの場所で仕事をしている様子が見られました。


続いて、3階にあがります。

廊下には会社のコアバリューなどが掲げられていて、自然と目に入るようになっています。


3階の執務エリアに入ると、どこからか良い匂いが・・・

オフィス内にコーヒースタンドがあるのです。
美味しいコーヒーが社内で飲めるのはもちろん、この場所に人が立ち寄ることで偶発的なコミュニケーションの発生につながっているとのこと。
奥にはキッチンがあり、ランチを作る様子がガラス越しに見られるようになっています。

執務室の奥は、靴を脱いでリラックスできる広いスペース。
集まって会議をしたり、各々仕事をしたり、休憩したりと、自由に過ごすことができます。柱や壁はホワイトボードになっているので、リラックスした状態で思いついたアイデアなどはすぐに書き出すことができるようになっています。

見学した際も実際に会議が行われており、皆さんリラックスして活発に意見されている印象でした。

最後は会議室に集まり、社員の方にお話をうかがいました。
多くの質問と会話の中から印象的だったものを挙げると、

・オフィスに関する疑問や要望はslackのチャンネルでオープンにシェアされている。

・代表のオフィスへの強い思いがあり、社員の意見も取り入れて現在のオフィスをつくった。

・アメリカでも事業を展開しているため、採用もグローバルに行われる。そのため、他のIT企業にグローバルで負けないよう、アメリカで行われている最先端のものも取り入れたりしている。

・例えばランチを提供することだけをとっても、社員やパートナーのことを考慮して運用している。

ただオフィスの設備をデザインするだけではなく、その後の運用が大事ということを強く感じました。実際の利用方法を見て合う形に変えたり、コミュニケーションが発生するよう働きかけたりなどしている様子がうかがえました。

オフィスのことはもちろん、働き方や採用のことなど、周辺事項についてもお答えいただいている間にあっという間に時間が過ぎ、充実した意見交換会となりました。
ありがとうございました。


スマートニュース様のオフィスは以前「オフィスぶらり」でも見学させてもらっています。
併せてご覧ください!
【オフィスぶらり】今を時めくスマートニュース株式会社様の寛ぎオフィスへ行ってきました。
【オフィスぶらり】充実の福利厚生!身も心も健康になるスマートニュース株式会社様のオフィスへ行ってきました。<第2弾>

Works:フリースペースとワークスペースが融合した、エンジニアのためのオフィス


次回、また別のオフィスを見学させていただきます!