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2019.2.12

CULTURE

タイルをキーにデザインを統一し、空間をブランディングした「多治見市モザイクタイルミュージアム」

こんにちは、名古屋クリエイターのK.Kです。
昨年6月ごろから名古屋に転勤になり、ずっと行きたかった「多治見市モザイクタイルミュージアム」に行ってきたのでご紹介したいと思います。


こちらの建物の設計は藤森照信さんです。
藤森さんの建築はかなり異質なものが多く、原始的、原初的なフォルムが特徴です。
代表作としては木の上に茶室を作ったり、ついには茶室を宙に浮かせたりしています。

多治見市モザイクタイルミュージアムは岐阜県の多治見市にある様々なモザイクタイルの保管、展示をしている資料館です。
多治見市は、設計をかじっている人ならタイルといえば多治見というくらい有名な産地になっています。

外観から非常に特徴的な形をしていますが、動線も面白く窪んだ入り口の扉に向かって周りながら降りていきます。
壁面にはタイルの破片や陶器の破片が埋め込まれています。

一番のフォトスポットは屋上にあるタイルを使用したオブジェ?で
丸く空いた天窓から入る光がタイルに反射してきらきらと輝き非常に綺麗です。

内装でも細かなところまでタイルを使用していて、例えばガラスの衝突防止や


階数表示

そのほかにも手すりの持ち手などにもタイルを使っていました。

外観の見た目のインパクトはもちろんですが、
こういった細かいところまで一貫して世界観をつくることの重要性を改めて感じることができました。
オフィス設計にもこの視点を活かしていきたいと思います!

みなさんも関心があればぜひ行ってみてくださいね。