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2019.6.14

CULTURE

隈研吾教授最終連続講義「工業化社会の後にくるもの」-デザインと社会を考える-

建築家であり東京大学教授でもある隈健吾さんが、
来年2020年3月に退官される記念に連続レクチャーを開催されています。

毎回、各界の第一線で活躍するゲストを招いて
「これからの建築のあり方」を議論するというものです。

・・・建築好きにはたまらない内容です。


これまで3回開催されており、下記のように
多彩なテーマで全10回あるというので、楽しみです。
今回は2回目のレクチャーに運よく滑り込めました。


会場:東京大学本郷キャンパス安田講堂

第1回
2019年4月20日17:00-19:30
集落から始まった
原広司(建築家 東京大学名誉教授)
隈研吾
セン・クアン(東京大学助教)

第2回
2019年5月25日17:00-19:30
家族とコミュニティの未来
上野千鶴子(社会学者、東京大学名誉教授、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長)
三浦展(社会デザイン研究者)
隈研吾

第3回
2019年6月1日17:00-19:30
コンクリートから木へ
内田祥哉(建築家、東京大学名誉教授)
深尾精一(建築構法研究者、首都大学東京名誉教授)
隈研吾


・・・毎回2時間半という長丁場。
個人的には1回目の原広司の集落の話が聞きたかったです。。


ただ、今回は社会学者の上野さんの切り口が非常に面白く、
隈さんのこれまで設計された建築をその後の使われ方を含め
詳細までリサーチして、レクチャーされており大変勉強になりました。

準備するのも大変だったんだろうな。。

1000人以上収容できる安田講堂。
ほぼ満席でした。

隈さんは、以前より「ほろびる建築」や「負ける建築」ということを
提唱されていましたが、私は本もしっかり読んでいなかったので
一体どういうことなのかわからずでしたが、、、

このレクチャーを聞いて疑問が解消できました。

隈さんも全く自分を飾らず、色々ざっくばらんに
包み隠さず話をする人だったので驚きでした。
聞いちゃいけないプライベートに関わることもチラホラ。笑

やっぱり、生の声を聞けば早いです。
百聞は一見に如かず。

学生も社会人も、皆2時間半ぶっ通しでレクチャーを聞いており
笑いあり、気づきあり、思慮の深まる内容でホント面白かったです。

学生の頃、コミュニティ論や集合住宅を勉強して、一所懸命卒業設計をしていた頃を思い出し、
胸が熱くなり懐かしくなりました。

普段の仕事にも活かせる内容だったので、これからも色々なレクチャーに参加して
勉強していきたいなと思いました。


次回は7月14日。
楽しみです。


2019年7月14日17:00-19:30
街づくりとクラフト
原研哉(デザイナー、武蔵野美術大学教授)
鈴木輝隆(立正大学特任教授)
小林康生(和紙職人)
挾土秀平(左官)
隈研吾


興味のある方は是非。