「かやぶきの里」日本の原風景に身を置き、デザインの幅を広げる!
京都府南丹市美山町にある山村集落「かやぶきの里」に行ってきました。
その名のとおり茅葺き屋根の家屋が数多く残っており、50戸ある家屋のうち38棟が茅葺き屋根の建築です。
駐車場からは山の裾野に広がる茅葺屋根の集落が一望できて、
時代を超えてタイムスリップしたような感覚になりました。
奇跡的に日本の原風景を残した集落は、そんな思いにさせてくれます。
歴史的景観の保存度も高く、平成5年12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
家屋には現在も実際に人が生活されており、住みながら保存をされているのも特徴です。
現存する茅葺き家屋は寛政8年(1796年)建築のものが最古だそうですが、
19世紀中頃までに建てられた家屋が18戸と、江戸時代に建てられたものが多く残っているそうで、
歴史的価値が高いものばかりです。
日本の伝統的な工法で建てられた古民家は、骨組みとなる柱や梁などの木材、茅葺などの屋根、
土壁や漆喰など、日本の風土や生活に根付いた自然素材でできています
集落の中に民族資料館という施設があります。
母屋、納屋、土蔵があり、畑や山仕事に使われていた古道具類や古い書物、
昔の衣服など歴史的な物品が集められ展示されていました。
屋根裏に上がると小屋組の構造、屋根のふき方を見ることができます。
ゆったりとした時間に包まれ、日本の原風景に身を置く。
自然素材や古来の構造を再確認できて本物の力を感じました。
新しいものばかりでなく、古いものにも触れることで感性を高め、
今後のオフィスデザインに生かしていきます!!
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