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2020.3.11

CULTURE

オフィスデザインの未来はどうなる?過去の事実から未来を予測!

東京造形大学・地主教授が教えてくださるオフィスデザインの未来

画像出典:東京造形大学・地主教授


1990年4月、オフィスデザイン業界に参加した僕は、初日に衝撃を受けました。
入社した会社(P社)のデザインセンターの責任者である室長と面談したときのことです。

室長:「オフィスデザインとは何だと思いますか?」
僕:「お客様が満足するきれいなインテリアデザインをすることです」
室長:「それは違います」
僕:「では何ですか??」

室長:「働き方を形にすることです」
僕:「それって、どういうことですか??」

画像出典:東京造形大学・地主教授


室長の考え方はP社内では浸透していて、その考え方を含め概念コンセプトを研究開発していたのが、P社内にあったオフィス環境研究所で所長として中核を担っていた地主先生(現:東京造形大学・地主教授)でした。

現在では当たり前になっている、オフィスのアーバン化・リビング化・メディア化や、インタラクティブ(偶発的な)コミュニケーション活性化、集中とゆとり等を提唱され、設計担当だった僕は、お客様のニーズを基に、その考え方やコンセプト提案とその具現化を必死に考え提案し、結果非常に高い受注率を保っていたように思います。

当時に未来を見据えたその考え方は、当然他社も注目し、当時のニューオフィス運動との相乗効果もあり、市場拡大に大きく寄与していきました。

画像出典:東京造形大学・地主教授


これからにオフィスデザインはどうなっていくのか?
20年30年先の未来を見据え、当社での講習会の中で、地主先生はキーワードを教えてくださっています。

「to love」

どこがオフィスになるか自己組織化するオフィスの中で、自分の好きな場所「ここで無ければダメ」である、「to love」な場所を創造していくことを説かれています。

過去の僕にように、地主先生を信じるか否かは皆さんの意志次第ですが、これから未来へのディファクトスタンダードになる可能性を秘めています。地主先生を信じる皆さんと一緒に未来のオフィスデザインを考えていけたら幸いです。