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2020.6.10

CULTURE

オフィスワークとテレワークの役割と、両立の必要性

レモンではない柑橘系。自作パエリアは意外に簡単で美味しかった

最近、新型コロナウイルスの影響で在宅でのテレワークを経験し、仕事後に僕が晩ご飯などの料理を作っています。

奥様が妊婦のため、また在宅ワークでもあり、月末月初など忙しい状況が重なると、手軽に食べたいものをサっと作って食べるとなりがちなので、栄養の偏りが心配になり、買い出し、料理、後片付け、部屋の掃除などは僕が担当することにしました。
(洗濯だけは、色移りなどの失敗でお気入りの服が台無しになったりが怖くて奥様に洗剤などお願いし、干すのを一緒にしています。)

最近作った料理は、パエリア(レモンが無かったので甘夏か何か家にあったもの)、ブリ照り、ランチにタマゴサンド、ハモ梅肉とハモ天、カレー、豚しゃぶサラダ風のメイン皿、などなど。

印象派のカフェサロン

テレワークしながら料理という家事をする毎日で気づいたことは、オフィスとテレワークの役割。

現状ではコロナへの警戒からもう少し時差通勤やマスクやその他の対応が必要になるかと思いますが、今後平常に戻った時に(業務内容にもよりますが)オフィスとテレワークの役割を明確にしていく必要があり、それぞれのメリットを掛け合わせた働き方が必要になるだろうなと感じました。


【オフィスの役割】
サロンというか、ラウンジというか、研究的作業というか、要するに知的生産を行う場として必要性があります。1人の考えだと客観性に乏しくなりがちです。

例えば、私たち日本人では好きな人も多い印象派の画家、その作品。
彼らは、後世に残る「印象派」という芸術的概念、技術、作品をパリの行きつけのカフェサロンに集い議論し感性を磨き、互いの作品から相互にヒントを得て実験し、歴史的成果に結びつけています。

印象派のモネはこう言っています。
「際限なく意見を戦わすこうした『雑談』ほど面白いものはなかった。そのおかげで、我々の感覚は磨かれ、何週間にもわたって熱中することができ、そうして意見をきちんとまとめることができた。」

オフィスワークとテレワークの両立の必要性

現在、これからの働き方を考えた時に、
・知的生産性を高めるための集いの「場」としてのオフィス。
・決まったことの作業を進める場として、オフィスかテレワークか、時々に応じて各自が自己選択し、自己管理力を高める。

この両立が必要になるだろうなと思います。

特に日本は、少子高齢化が世界一早いレベルのスピードで進んでいる国の一つです。
身近なことでは、待機児童問題や介護問題、それらによって現役世代が現場を離れざる得ない状況。
また先進国中での一人当たりのGDPの低さもよく言われます。

オフィスワーク、テレワーク、時差出勤、時短勤務、他使える制度を組みわせて柔軟に良いとこ取りをしていくことで、生産性を上げること、特に知的財産を活かす生産性向上にはオフィスがサロンとして活躍する必要があり、テレワークと両立して、その時々の状況に応じて制度や設備が機能することが必要と思います。

まだまだ試行錯誤の続く状況ではありますが、方向性を決めて一つずつクリアしていくことで、
理想は実現できるのかなと考えます。