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デザイン性が高く、オープンなコミュニケーションが期待できるといった理由から、ガラス張りのオフィスを取り入れる企業が増えています。一方で、視界を遮らないことによるデメリットが気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、オフィスをガラス張りにするメリットやデメリット、プライバシーを守る方法を紹介します。
オフィスをガラス張りにするメリット
ここでは、オフィスをガラス張りにする効果を紹介します。
採光を取り入れ明るい空間になる
最も大きなメリットは、オフィス全体に太陽光が通って明るさがアップすることです。窓のない部屋でも採光が取り入れられ、照明に頼らなくても明るさが得られるため、節電効果も期待できます。
広さを感じられる
狭いスペースでオフィスが区切られず、開放感のある空間を演出できるというのも大きなメリットです。部屋を区切る壁がなくなるため、オフィス全体を見渡せるようになります。
特に、面積が狭い小規模なオフィスほど変化を感じられるでしょう。敷地面積が変わらなくても閉鎖感がなくなるため、空間を有効利用できます。
デザイン性がアップする
オフィスの壁がガラス張りだと、スタイリッシュでおしゃれな印象を与えます。技術の進歩とともに、壁にもさまざまな素材が使用できるようになりましたが、ガラス張りの解放感は唯一無二のものです。
また、透明感のあるガラス張りは「明るさ」や「清潔感」などポジティブな印象を感じられる点もメリットです。
社員同士の顔が見えコミュニケーションを促進する
壁をガラス張りにすると「どの社員が、どこで、どのように仕事をしているのか」を見渡すことができ、安心感が高まります。
壁に囲まれていると、業務上で関わりのない社員の顔を知らない、会話の機会もほとんどない場合も多いのではないでしょうか。ガラス張りなら社員の顔や表情を普段から認識できるため、気軽なコミュニケーションのきっかけにもなり、社内の一体感が生まれる効果も期待できます。
程よい緊張感を与える
「周りの社員に見られている」という状況は、社員のモチベーションを後押しします。
最初は緊張するかもしれませんが、慣れてくれば「質の高い仕事をしよう」「周りに良い影響を与えよう」という意識が生まれる効果があります。程よい緊張感がモチベーションを高め、社内全体のパフォーマンスを高めてくれるでしょう。
オフィスをガラス張りにするデメリット
ガラス張りのオフィスづくりには一定のデメリットがあることも知っておきましょう。ここでは、外部の視線が気になる点と、防音性や機密性に欠ける点を取り上げ、解説します。
外部からの視線が気になる
程よい緊張感がモチベーションアップにつながる場合もあれば、周りの目が気になってしまい集中できない人も。壁やパーテーションによって区切られた空間に慣れていると、周りから見張られているような感覚を持ってしまい、ストレスになるケースもあるようです。
強すぎる緊張感は仕事の生産性を低下させかねないため、慣れない社員への配慮が必要です。
防音性・機密性に欠ける
ガラス張りは、他の素材よりも防音性や情報の機密性が劣るため、会議室やミーティングスペースなどで使用する場合は対策が必要です。
例えば、ホワイトボードの内容や映像、資料などをガラス張りの部屋の外から見られてしまい、情報が漏れる可能性があります。さらに、ガラス素材は通常の壁よりも音が外部に漏れやすいといわれています。会議でのやりとりが外に聞こえてしまうだけでなく、社員の集中力を妨げてしまう可能性も考慮すべきです。
ガラス張りのプライバシーを守る方法
防音性や情報の機密性が低いというガラス張りのデメリットを解消するにはどのような対策があるのでしょうか。ここでは、5つの方法を紹介します。
フレームを使用する
ガラスを固定するフレーム(枠)をあえて目立つようにすると、視線を遮る効果が得られます。全面をガラス張りにするのではなく、適度にフレームで区切ることにより、目線が遮られてプライバシー確保につながります。
使い方次第で見た目のデザイン性も向上するため、開放感を損なわずに機密性を高められる方法です。
すりガラスを採用する
すりガラスを採用するのも有効な手段です。すりガラスは書類や映像の細部を隠しつつ、人や物の形・色は外部からも認識できるため、開放感を維持しながらプライバシー保護できます。
見通しの良さを損ないたくない場合には、パネルの一部だけをすりガラスにすると、目線を遮りながら空間を大きく見せられます。
目隠しシートを貼る
目隠しシートを張るという手段もあります。外部からの目線を適度に遮り、オフィスのデザイン性も高めることができるでしょう。
すりガラスと違い、シートの柄や色が豊富なのもメリットです。無地のサンドだけでなく、ストライプや和柄、木目のほか、自分でデザインした模様を印刷することもできます。
ブラインドを取り付ける
ガラスの内側にブラインドを取り付けて、開閉可能な仕様にするのも一つのアイデア。普段は開けておき、会議で機密情報などを取り扱うときは閉めるなど、TOPに合わせた対応が可能です。
ブラインドには縦型と横型があり、用途に合わせて取り入れるのがおすすめです。横型はしっかり目線を遮ぎるため機密性が高く、縦型はホコリが溜まりにくいという特徴があります。
防音ガラスを使う
コストはかかりますが、ダブル構造のガラスなど防音性の高い素材を使えば、周囲に音漏れしにくい環境を作れます。
防音性は少し落ちますが、防音シートや防音フィルムを張ると比較的コストを抑えて対策できるでしょう。
ガラスをオフィスに取り入れてみよう
ガラス張りのオフィスはデザイン性が高まるだけでなく、程よい緊張感が生まれてモチベーションが向上したり、部署を横断したコミュニケーションが生まれたりなどのメリットが期待できます。
ただし、プライバシーや機密情報保護の対策を考慮する必要があります。すりガラスの採用など設計段階から相談が必要な対策もありますので、施工業者ともよく相談して検討しましょう。
オフィスにガラスを取り入れたい、明るさや解放感のあるオフィスづくりをするポイントが知りたい方は、ぜひ下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
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