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2017.4.28

CULTURE

【オフィスぶらり】話題の新スポット『渋谷キャスト』に行ってきました!!


今回のぶらりは、2017年4月28日にオープンした、渋谷の新スポット『渋谷キャスト』を調査してきました。”遊ぶ”、”働く”、”住む”が共存する空間の全貌は!?

渋谷の再開発がここからはじまる

渋谷キャストは、東京急行電鉄株式会社をはじめとする4社が出資し、2015年3月から着工。2年の歳月をかけてオープンを迎えました。

東急電鉄は、渋谷ストリームや渋谷代官山Rプロジェクトなど、渋谷駅周辺の再開発を目的として既に7つのプロジェクトを進行しており、この辺りはさらにトレンドを牽引するクリエイティブな街になりそうです。


そんなクリエイティブな街の再開発の皮切りとなる「渋谷キャスト」は、宮下町アパートの跡地に建設された、地下2階、地上16階の複合施設です

「次世代のクリエイターをどう育てるか」
を意識してつくられた空間は、オシャレなカフェや新しいライフスタイルを提案するショップが入居する商業施設と、クリエイターやフリーランスなどが集うシェアオフィス、アパレルやIT系企業が入居するオフィステナント、そして80戸の賃貸住宅と、まさにさまざまな用途が複合的に兼ね備えられたクリエイティブな施設です。

早速、のぞいてみてみましょう。


ストリートカルチャーの発信地、キャットストリートの起点であり明治通りに面した正面入り口は、広場には緑が溢れており、四季によって異なる表情を見せてくれそうです。

この日はオープニングイベントが催されており、たくさんの人で溢れていました。
今後もイベントは目白押しのようで楽しみですね。フードトラックで食事も楽しめるので、家族で訪れるのも良いかもしれません。


ちなみに明治通りとは逆側に面している方はこんな感じです。
オフィスと住居のエントランスがある方です。

渋谷という街ではありますが、通りを1本中に入るととても落ち着いたところでした。住空間としても、住みやすい場所のようですね。
また、渋谷キャストが建つ敷地は決して広くはないのですが、上手く植物を取り入れていて緑が溢れる空間になっていました。




日々のライフスタイルを彩るSHOPが4店舗

グランドフロア(GF)階の路面店には、ベイクルーズグループが新業態のセレクトショップ「PULP 417 EDIFICE」を出店しています。
New Generator of Street Cultureをコンセプトに、新時代のTOKYO STREET STYLEを発信しています。

ストリートカルチャーということで、音楽に焦点を当てたディスプレイが多かったですね。オリジナルのドラムセットが素敵。
セレクトとオリジナルブランドの洋服やアイテムがたくさん揃えられていました。


デリ&カフェを提供する「PULP Deli&Cafe」も併設されていて、お買い物の合間に休憩もできそうです。
季節の野菜を使ったサラダや、自家製のワッフルコーンのアイスなど、意識高めのフードがあって、どれもおいしそう。

内装デザインもフードデザインもフォトジェニック。


東急ストアにはお弁当やお惣菜が並べられていたので、居住者も便利ですね。


また都内や京都、仙台などに複数の店舗を展開する「RIGOLETTO」が、“スパニッシュイタリアン”という新しいコンセプトで、「THE RIGOLETTO」をOPEN。
他のどの店舗もそうであるように、高級感のある大人の空間が用意されていました。店内は2階建てになっていて、ワインのディスプレイがオシャレ。
さらに、テラスのソファ席も十分に用意されていて、これからの季節にピッタリ。人気が出そうですね。




新しい技術も

正面の広場から続く貫通通路には、3つの柱で構成される建築構造になっていました。
そしてその柱に埋設された大小18台のディスプレイ。さらには、全27台のサウンドシステムが設置されていて、貫通通路そのものがインスタレーションになっています。
時刻や天候、太陽電力の発電量など、その場のリアルタイム情報を取り込みながら3次元的に移り変わる映像と音楽を常時楽しむことができます。

その他にも、各所に壁面へのプロジェクションがありました。

今や当たり前の内装デザインのひとつですよね。









オフィステナントは既に満室

2Fから12Fはワンフロアが約400坪の大規模賃貸オフィスです。
写真はテナントを表記するためのフロア案内のボード。立体的で、既にクリエイティブの香りが。

既に全フロアが契約済みのようで、賃料は共益費込で坪単価3万円から3.5万円程度とのことです。
新築ビルの平均賃料が2.84万円(2017年3月時点)なので、相場より少々お高めの物件ということですね。
ちなみに渋谷区の平均賃料は坪単価2万円(同時点)です。

1Fと2Fには、100人以上を収容できるシェアオフィスがあります。
クリエイターのためのコラボレーション誘発型施設を都内に展開している「co-lab」が、この渋谷キャストにも入りました。

クリエイティブ・ビジネスの新領域を開拓しやすい環境をつくるべく、ワークスペースの提供だけではなく、メンバーのマッチング、起業や法務関係のサポート機能も用意されています。
現在41区画は既に満室で、200人を超えるクリエイターと異業種のコンサルタントやプロデューサーなどの、クリエイティブなコミュニケーションが活発に行なわれそうです。
もちろん電源やWiFiが完備されているので、人で黙々と集中することもできそうですし、チームで相談しながら作業もできそうですね。

1Fにはクリエイターが集うカフェ、「Are」(オーレ)を併設しています。

こちらは一般客も利用でき、ミニギャラリーショップとしての利用も可能です。新進気鋭のクリエイターたちの表現の場にもなりそう。
内装デザインは北欧テイストの落ちついたデザインで、おいしいランチやデザートがあったので、フラっと立ち寄ってみるのもありですね。


住居も既に満室だとか

13階から16階は80戸の賃貸住宅です。もちろん勝手には入れないので、写真はないのですが。。。
13階には全入居者が自由に使用できる“コモンスペース”が用意されていて、渋谷の街を見渡せるオープンテラスや、ミーティングスペース、会員制のラウンジのように寛げる大きなソファがあり、パーティにも使用可能だとか。また13階の19戸は、デザイナーや弁護士、ミュージシャンなどのさまざまなクリエイターが住むコレクティブハウスとなっています。(一般募集はされていません)ライフスタイルの自由度を広げ、アトリエタイプや防音タイプの部屋などがあります。
14階はサービスアパートメントで、1ヶ月の短期滞在から利用ができる住居です。家具や家電が用意されているので、日本国内だけではなく世界中からクリエイターたちが集まり、この渋谷でさまざまなコラボレーションが実現するのではないでしょうか?
15階と16階はプレミアムレジデンスフロアです。1Rから3LDKの間取りまで用意されているので、単身から家族住まいもできそうですね。ストリートカルチャーのトレンドを発信する都会のど真ん中にいながらも、暮らし心地を高める工夫が凝らされた住居が用意されています。

クリエイターの人も、そうでない人も

新しいコンセプトのショップやシェアオフィス、コレクティブハウスなど、クリエイターたちの創造活動を刺激する空間や機能が取り入れられた施設のようですね。
“キャスト”として、この「渋谷キャスト」に多くの人が集まり、新しいアイデアが生まれ、新しいカルチャーがここ渋谷から発信されていくのだろうと実感ができる場所でした。

ゴールデンウィークのご予定がまだ決まっていない方は、いちど足を運んでみてはいかがでしょうか?自分の中の、クリエイティブが刺激されるかも!?