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2024.9.10

NEWS

【注目が集まる「ワークデザイン」】大企業の総務・人事の約8割以上が自社オフィスに「ワークデザイン」を取り入れたいと回答

株式会社ヴィスは、従業員1,000名以上の大企業の総務・人事の責任者、担当者の109名を対象に、ワークプレイスに関する意識調査を実施しましたので、お知らせいたします。


■調査背景

昨今、人的資本経営が注目を集める中で、はたらきやすい環境へ投資する企業が増えています。その背景として、働き方改革関連法の施行、新型コロナウイルス感染症の流行による働き方の多様化、そして生産年齢人口の減少などによって、選ばれる企業として「はたらきやすさ」が重要視されていることが挙げられます。
これにより、現在の状況を踏まえ現場の声を調査するため、従業員1,000人以上のいわゆる「大企業」に分類される会社の総務・人事担当者にヒアリングを行いました

■調査概要

調査実施者:株式会社ヴィス
調査方法:大企業の総務・人事におけるオフィスに対する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年6月21日ー同年6月22日
有効回答:出社とリモートのハイブリット携帯で勤務している従業員1,000名以上の大企業の総務・人事責任者、担当者109名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

自社のオフィス環境について、約8割が改善したい部分が「ある」と回答

【注目が集まる「ワークデザイン」】大企業の総務・人事の約8割以上が自社オフィスに「ワークデザイン」を取り入れたいと回答「Q1.お勤め先のオフィス環境について、改善したい部分はありますか?」(n=109)

「とてもある」:25.7%
「ややある」:52.3%
「あまりない」:14.7%
「全くない」:7.3%

オフィスで改善したいことは、「従業員同士がコミュニケーションを取りやすい空間を作りたい」が49.4%と最多の回答

【注目が集まる「ワークデザイン」】大企業の総務・人事の約8割以上が自社オフィスに「ワークデザイン」を取り入れたいと回答「Q2.Q1で「とてもある」「ややある」と回答した方にお聞きします。お勤め先のオフィス環境を、具体的にどのように改善したいですか。(複数回答)」

・従業員同士がコミュニケーションを取りやすい空間を作りたい:49.4%
・従業員同士がリフレッシュできる休憩スペースを作りたい:48.2%
・ネットワークを安定させ作業効率を向上させたい:36.5%
・オフィスの利用状況を把握し、使われてないエリアを有効活用したい:35.3%
・オフィス環境に関する従業員の意見や要望を反映したい:34.1%
・Web会議などに対応するための設備やスペースを作りたい:28.2%
・採用強化に繋がるようなデザイン性の高いオフィスにしたい:28.2%
・空調や換気システムを最適化し従業員の集中力や快適さを担保したい:28.2%
・その他:2.4%
・わからない/答えられない:1.2%

「在宅勤務とのハイブリットワークに最適なオフィスにしたい」、「固定席を改善したい」等の理由も

【注目が集まる「ワークデザイン」】大企業の総務・人事の約8割以上が自社オフィスに「ワークデザイン」を取り入れたいと回答「Q3.Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q2で回答した以外に、お勤め先のオフィス環境について改善したいことがあれば教えてください。(自由回答)」

<自由回答・一部抜粋>
・60歳:在宅勤務とのハイブリットワークに最適なオフィスにしたい
・42歳:とにかく狭い
・65歳:フリーデスクは採用しているがほぼ固定席となっている。改善していきたい。
・52歳:柔軟にレイアウト変更をできるようにOAフロアを導入したい
・59歳:できれば昼寝ができるようなスペース
・56歳:大きなイベントスペースを設置したい

オフィス環境をより良くしていく上で、課題が「ある」との回答が73.4%を占める

【注目が集まる「ワークデザイン」】大企業の総務・人事の約8割以上が自社オフィスに「ワークデザイン」を取り入れたいと回答

「Q4.お勤め先のオフィス環境をより良くしていく上で、課題はありますか。」

・とてもある:18.4%
・ややある:55.0%
・あまりない:14.7%
・全くない:6.4%
・わからない/答えられない:5.5%

オフィス環境をより良くしていく上でのハードルは、「予算やスペースに制約がある」の回答が71.2%と最多

【注目が集まる「ワークデザイン」】大企業の総務・人事の約8割以上が自社オフィスに「ワークデザイン」を取り入れたいと回答「Q5.Q4で「とてもある」「ややある」と回答した方にお聞きします。オフィス環境をより良くしていく上でのハードルを、具体的に教えてください。(複数回答)」

・予算やスペースに制約がある:71.2%
・従業員の意見集約や合意形成が難しい:27.5%
・効率性とデザイン性を両立する方法がわからない:27.5%
・自社にとって最適な空間がどのようなものなのかわからない:26.2%
・改善のための具体的なデータや指標がない:22.5%
・オフィス改修により発生した効果の検証方法がわからない:22.5%
・オフィス環境を改善するための人員が不足している:20.0%
・改修後オフィスの使用方法の浸透に不安がある:7.5%
・その他:1.2%
・わからない/答えられない:1.2%

約9割が、「オフィス環境が従業員の働きやすさに影響する」との回答

【注目が集まる「ワークデザイン」】大企業の総務・人事の約8割以上が自社オフィスに「ワークデザイン」を取り入れたいと回答「Q6.オフィス環境が従業員の働きやすさにどの程度影響すると思いますか。」

・非常に影響する:30.2%
・ある程度影響する:56.9%
・あまり影響しない:9.2%
・全く影響しない:2.8%
・わからない/答えられない:0.9%

「働き方改善・向上の観点で、オフィスにワークデザイン*を取り入れたい」との回答が約8割を占めた

【注目が集まる「ワークデザイン」】大企業の総務・人事の約8割以上が自社オフィスに「ワークデザイン」を取り入れたいと回答*ワークデザイン:はたらく「場」(=オフィス)だけでなく、はたらく「こと」自体をデザインすること。最適なワークプレイスを導き出し、働く人々のエンゲージメント(従業員満足度)を高めながら、企業価値を向上させる環境をデザインする、ヴィスが提供する事業。


「Q7.あなたは、働き方改善・向上の観点で、自社オフィスにワークデザインを取り入れたいと思いますか。」

・非常にそう思う:26.6%
・ややそう思う:51.4%
・あまりそう思わない:11.0%
・全くそう思わない:4.6%
・わからない/答えられない:6.4%

ワークデザインを取り入れたい理由は、「生産性の向上につながると思うから」が68.2%で最多、つづいて「従業員のエンゲージメント向上につながるから」が半数を占めた

【注目が集まる「ワークデザイン」】大企業の総務・人事の約8割以上が自社オフィスに「ワークデザイン」を取り入れたいと回答「Q8.Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。働き方改善・向上の観点で、自社オフィスにワークデザインを取り入れたいと思う理由を教えてください。(複数回答)」

・生産性の向上につながると思うから:68.2%
・従業員のエンゲージメント向上につながるから:50.6%
・企業価値の向上で採用強化につながると思うから:30.6%
・柔軟な働き方への対応が可能になるから:29.4%
・自社にとって最適なオフィス環境を実現できるから:22.4%
・経営における意思決定につながるから:16.5%
・コスト効率の改善につながるから:12.9%
・わからない/答えられない:2.4%

ワークデザインに期待することは、「従業員の健康と安全の確保」との回答が約半数を占めた

【注目が集まる「ワークデザイン」】大企業の総務・人事の約8割以上が自社オフィスに「ワークデザイン」を取り入れたいと回答Q9.Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。ワークデザインに期待することを教えて下さい。(複数回答)」

・従業員の健康と安全の確保:47.1%
・デザイン性の高いオフィス環境の実現:43.5%
・従業員の意見や要望の適切な反映:42.4%
・オフィスの維持費や運営コストの削減:30.6%
・オフィスやはたらく環境の定量的なデータ化:28.2%
・リモートワークとオフィスワークの両立支援:25.9%
・最新テクノロジーを活用したスマートオフィスの導入:20.0%
・わからない/答えられない:1.2%




■まとめ

今回は、従業員数1,000名以上の大企業勤務の人事・総務の責任者、担当者の109名を対象に、ワークデザインに関する意識調査を実施しました。

<働く環境への課題意識>
全体の約8割が自社オフィスを改善したいと考えていることがわかり、コミュニケーション、リフレッシュ、作業効率についての課題などが挙げられました。改善を進める上で課題を感じている企業は約7割にのぼり、その理由は「従業員の意見集約や同意形成が難しい」「効率性とデザイン性を「両立する方法がわからない」「自社にとって最適な空間がどのようなものかわからない」ということを4社に1社の企業が選んでいます。また、約9割の回答者が、オフィス環境は従業員の働きやすさに影響すると回答。働く環境と働きやすさの相関性を伺える結果となりました。

<「ワークデザイン」への期待>
ヴィスの主軸である「ワークデザイン」については、約8割が働き方改善・向上の観点で、自社オフィスに取り入れたいと考えていることがわかりました。理由については、「生産性の向上につながると思うから」(68.2%)が第1位、「従業員のエンゲージメント向上につながるから」(50.6%)が第2位となりました。また、ワークデザインを取り入れたいと回答した方が「ワークデザイン」に期待することとして、「従業員の健康と安全性の確保」が一番多く挙げられています。

今回の結果を踏まえ、ヴィスでは「ワークデザイン」を牽引する企業として、この領域を開拓していく重要性を再認識しました。これからも「ワークデザイン」を通して、「はたらく人々を幸せに。」の実現を目指していきます。


▼本調査のレポートダウンロードはこちら
https://vis-produce.com/download/research_hr2/