オフィス移転や改善を検討中なら、設備の工夫も重要です。
近年は「働き方の多様化」や「ABW・ハイブリッドワーク」の浸透により、単なる利便性だけでなく生産性・エンゲージメント・企業ブランディングを高める設備設計が求められています。
本記事では、最新のオフィストレンドを踏まえながら、快適で成果につながる設備をカテゴリー別に紹介します。
この記事のまとめ
結論
オフィスの利便性は、業務効率・交流・ウェルビーイングを統合した環境設計により最大化されます。
3つの要点
- 集中・コラボレーション・リフレッシュを切り替えられる「ABW対応設備」が重要
- コミュニケーションと企業らしさを生む空間がエンゲージメントを向上
- 設備は単体導入ではなく「空間設計とセット」で考えることが重要
この記事で解決できる悩み
- どの設備を優先すべきか分からない
- 投資が成果につながらない
- 自社に最適なオフィス環境を知りたい
オフィスの便利な設備24選
高機能家具

1.オフィスチェア
オフィスチェアは長時間のデスクワークにおける身体負担を軽減する重要な設備です。エルゴノミクス設計により自然な姿勢を保てることで、腰痛や疲労を防ぎ、生産性向上にもつながります。
さらに近年ではセンサー機能を備えたモデルも登場しており、座り方や姿勢のデータを可視化しながら健康管理が可能です。従業員の満足度や集中力向上にも直結するため、投資価値の高い設備といえます。
オフィスチェアはハイバック型、ローバック型、前傾姿勢タイプ、後傾姿勢タイプと種類が豊富です。座り心地は体格や好みによって左右されるため、個人にあったチェアを選ぶ必要があります。
また、直接体に触れるため、長時間座っても疲れにくい、蒸れにくいなど、機能性が高い商品もあります。
2.昇降テーブル
昇降テーブルは座る・立つを自由に切り替えられるため、身体への負担を軽減しながら働ける設備です。
同じ姿勢を長時間続けることによる疲労を防ぎ、集中力の維持にも効果があります。特に近年はABWの考え方と相性が良く、業務内容に応じて働き方を変えられる点が評価されています。
短時間のミーティングやアイデア出しにも活用でき、柔軟なオフィス環境の構築に寄与します。
3.パーソナルロッカー
パーソナルロッカーはフリーアドレスやハイブリッドワーク環境において欠かせない設備です。個人の荷物やPCを安全に保管できることで、働く場所に縛られない柔軟な働き方を支えます。
近年はICカードやスマートフォンと連携したセキュリティ機能の高い製品も増えており、管理効率も向上しています。安心して業務に集中できる環境づくりの基盤となります。
4.ワゴン
ワゴンは収納と移動性を兼ね備えた便利なオフィス家具です。キャスター付きで簡単に移動できるため、フリーアドレス環境において必要なものを持ち運びながら働くことができます。
近年は軽量化やコンパクト化が進み、省スペースでも使いやすい設計が主流となっています。業務効率を高めながら、柔軟なレイアウト変更にも対応できる点が魅力です。
5.キャビネット
キャビネットは書類や重要資料を整理・保管するための基本設備です。ペーパーレス化が進む一方で、機密資料の物理保管は依然として必要とされています。
耐火性や施錠機能を備えたモデルを選ぶことで、セキュリティを確保しながら管理効率を向上させることができます。デジタル管理と併用することで、より高度な情報管理体制を構築できます。
システム

6.サウンドマスキングシステム
サウンドマスキングシステムはオフィス内の音環境を整えるための設備です。一定の音を流すことで会話や雑音を周囲に聞こえにくくし、プライバシーの確保と集中力向上を同時に実現します。
特にオープンオフィスやWeb会議が増える環境では重要性が高まっています。快適な音環境は従業員のストレス軽減にもつながり、生産性を底上げします。
音を防ぐ範囲や阻害度は個々に異なるため、オフィス内の空間設計にあわせて選定する必要があります。
7.入退室管理システム
入退室管理システムはオフィスのセキュリティを確保する重要な設備です。顔認証やICカード、スマートフォン連携などの技術により、不正侵入を防ぎながらスムーズな入退室を実現します。
利用履歴の管理や来客対応の効率化にも役立ち、業務オペレーションの改善にも寄与します。安全性と利便性を両立できる点が大きなメリットです。
ゲート式や認証式、監視式などさまざまな種類があります。
8.サイネージ
デジタルサイネージは情報を視覚的に伝えるためのツールです。社内ニュースや経営メッセージ、業務連絡などをリアルタイムで共有することができ、情報伝達のスピードと精度を高めます。
また、企業文化やブランドを発信する役割も担い、社員のエンゲージメント向上にもつながります。コミュニケーションを活性化する重要な設備です。
9.テレビ会議システム
テレビ会議システムは遠隔地との円滑なコミュニケーションを実現するための設備です。高性能なカメラや音響機器を組み合わせることで、対面に近い会議体験を提供します。
ハイブリッドワーク環境では必須のツールであり、会議の質や意思決定スピードに大きく影響します。社内外の連携を強化するためにも重要な役割を果たします。
ヴィスでは、ICT専門のコンサルタントと多数の提携パートナーによるコンサルティングにより、これからのワークスタイルに最適なICT構築を支援しています。
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10.無人受付システム
無人受付システムは来客対応を自動化し、業務効率化とコスト削減を実現します。タブレットやサイネージと連携し、担当者への通知や案内をスムーズに行うことが可能です。
また、デザインやUIにより企業イメージを伝える役割も担い、来訪者に好印象を与えます。利便性とブランディングを両立できる設備です。
空間/スペース

11.リフレッシュスペース
リフレッシュスペースは社員が休憩し心身をリセットするための空間です。快適な家具や明るい照明、グリーンなどを取り入れることでリラックス効果を高めます。
また、部署を越えた交流が生まれる場としても機能し、偶発的なコミュニケーションを促進します。結果として職場の一体感や創造性の向上にもつながる重要なスペースです。
12.多目的スペース
多目的スペースは会議やイベント、交流など多様な用途に対応できる柔軟な空間です。可動家具や広いレイアウトを採用することで、用途に応じて使い分けることができます。
社内イベントやワークショップ、外部向けプレゼンなどにも活用され、企業文化の発信拠点としての役割も担います。組織の活性化に寄与する重要な空間です。
13.個室ブース
個室ブースは集中作業やWeb会議のための専用空間です。防音設計により周囲の音を遮断し、快適な環境で業務に取り組むことができます。
オープンオフィスとの併用により、集中と交流のバランスを実現できます。短時間の利用でも高い効果が得られるため、現代オフィスにおいて欠かせない設備となっています。
14.カフェスペース
カフェスペースはリラックスしながら働ける空間として人気があります。軽い打ち合わせや雑談が生まれやすく、コミュニケーション活性化につながります。
デザイン性の高い空間にすることで、企業のブランドイメージ向上や採用活動にも良い影響を与えます。社員満足度を高めるための重要な要素です。
コーヒーサーバーの設置だけでなく、バーカウンターつきの本格的な設備を導入する企業が増えています。デザイン性を高めることによってブランディングやプロモーションにも活用できます。
15.図書館/ライブラリー
ライブラリースペースは学習や情報収集を支援する空間です。専門書や資料を備えることで自己研鑽を促し、社員の成長をサポートします。ビジネス書や専門書だけでなく雑誌や小説なども置くと、仕事とリフレッシュの両方に役立つ空間作りが実現します。
静かな環境により集中力を高める効果もあり、業務の質向上にもつながります。人的資本経営の観点からも重要性が高まっている設備です。
16.仮眠室
仮眠室は短時間の休息を取るためのスペースです。適切な仮眠は疲労回復や集中力向上に効果があり、生産性の向上にもつながります。
静かで落ち着いた環境を整えることで利用しやすくなり、従業員の健康維持を支援できます。ウェルビーイングを重視する企業で導入が進んでいます。
オフィス備品
17.パーテーション
パーテーションは空間を簡単に区切るための設備です。視線や音を遮ることで集中環境を確保でき、プライバシー保護にも役立ちます。
可動式や吸音機能付きの製品を活用することで、柔軟なレイアウト変更にも対応可能です。オフィスの用途に応じた空間づくりを支える重要なアイテムです。
完全に遮蔽するタイプのほか透明、半透明の素材を使ったものもあります。サイズや構造もバリエーションが豊富です。
18.ホワイトボード
ホワイトボードは情報共有やアイデア出しに欠かせないツールです。手軽に書き込み・共有ができるため、会議やブレインストーミングで活躍します。
近年はデジタル連携型も登場し、オンラインとの併用も可能になっています。コミュニケーションの質を高める重要な備品です。
19.災害時の備蓄
災害時の備蓄は社員の安全を守るために欠かせません。非常食や飲料水、衛生用品などを備えておくことで、緊急時にも対応できます。
BCP対策として計画的に整備することが重要です。万が一の事態に備えることで、企業としての責任を果たすとともに、安心して働ける環境を提供できます。
20.バランスボール
バランスボールは姿勢改善や体幹強化に効果があり、健康促進の観点から注目されています。椅子として使用することで体を自然に動かし、集中力向上にもつながります。
導入する際は安全性やスペースに配慮することが重要です。ウェルビーイング施策の一環として活用されています。
仕事の邪魔にならないよう、転がり対策に配慮された商品もあります。
21.インタラクティブホワイトボード
インタラクティブホワイトボードはデジタル機能を備えた次世代ツールです。PCやタブレットと連携し、資料共有や書き込みがリアルタイムで可能になります。
遠隔会議とも連動でき、ハイブリッドワークに最適な環境を構築できます。コラボレーションの質を向上させる設備です。
22.アロマ
アロマは香りによって空間の快適性を高める設備です。リラックス効果や集中力向上が期待でき、ストレス軽減にも寄与します。
企業イメージに合わせた香りを活用することで、ブランディングにもつながります。ただし好みの個人差があるため、導入時には配慮が必要です。
23.グリーン
グリーンは自然を取り入れることで心理的な安らぎを与える要素です。視覚的な癒し効果に加え、空気環境の改善やストレス軽減にも寄与します。
バイオフィリックデザインの一環として取り入れる企業も増えています。働きやすい環境づくりにおいて欠かせない要素です。
24.ウォーターサーバー
ウォーターサーバーは社員が手軽に水分補給できる設備です。福利厚生として満足度向上につながるほか、休憩や雑談のきっかけとしてコミュニケーション促進にも役立ちます。
省スペースで導入できる点も魅力で、オフィス環境の改善に気軽に取り入れられる設備です。
【課題から選ぶ】おすすめ設備を紹介
導入する設備に悩んだら、現在オフィスで抱えている課題や悩みから選んでいくのも選択肢のひとつです。
ここでは、代表的な事例から、おすすめのオフィス設備を紹介します。
生産性を高めたい
生産性を向上させたいときは、機能性の高い設備がおすすめです。高機能なオフィスチェアや個室ブース、ミーティングスペースでストレスを減らし、生産性アップを目指しましょう。
オフィス内にリフレッシュできるスペースがあると健康増進を図れて、社員の満足度も向上します。一度導入すれば長期間使用できるため、コストダウンだけを重視せずに検討してみてください。
オフィスのスペースが狭い
オフィス空間が狭いと移動しにくく、業務効率が低下します。パーソナルスペースが確保されていないと、周囲の視線が気になり、社員のモチベーションに悪影響を及ぼします。多目的スペースの導入、多機能家具を活用した省スペース化 、パーティションや植栽で目線を遮るなどの工夫が必要です。
デスクを日替わりで自由に選べる、フリーアドレスの導入も効果的です。フリーアドレスのメリットやデメリット、使い方のポイントについては以下の記事を参考にしてください。
参考記事:フリーアドレスオフィスのルールとは?スムーズな運用に必要なこと
コミュニケーションを活性化させたい
テレワークなどの新しい働き方の普及により、社員同士が交流する機会が減少しています。情報共有や連携がうまくいかないと業務に支障がでるため、リフレッシュスペースや多目的スペース、カフェスペースを活用しましょう。
フリーアドレスのほか、ABWを取り入れるのも有効です。ABWとは、業務内容に応じて、社員が働く時間や場所を自由に選べるワークスタイルのことをいいます。
参考記事:新しい時代の働き方、ABWとは?特徴やオフィスへの導入方法を解説
社員の健康を保ちたい
社員の健康が気になる場合は、グリーンやバランスボール、昇降型デスク、アロマ、サウンドシステムの導入がおすすめです。社員が心身ともに健康だと集中して仕事に取り組むことができます。結果として、企業全体の生産性向上につながるでしょう。
インターフェイス社実施のアンケートによると、グリーンなど自然が感じられる空間で働く人において、そうでない人に比べて以下のような効果が分かったそうです。
・幸福度 15%アップ
・生産性 6%アップ
・想像性 15%アップ
参考記事:自然と共存するオフィス『バイオフィリックデザイン』
社内の活性化やブランディングの面でも、健康経営は重要です。社員の健康のためにオフィスの環境を整える工夫については、以下の記事で紹介しています。
参考記事:健康経営オフィスで社内を活性化!3つのメリットを紹介
社員が働きやすいオフィス環境を作るなら、オフィスのレイアウト変更や新しい働き方を導入するのも選択肢のひとつです。
ヴィス東京オフィスでは、さまざまなメーカーのチェアを取り揃えていたり、多目的スペース、カフェスペース、図書館を設置したりなど、本記事でご紹介しているものを多くご体感頂けます。
見学会の開催もしておりますので、気になる方はぜひお気軽にお申込みください。
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まとめ
快適なオフィスでは、社員がいきいきと働き、実力を発揮できます。オフィスの設備は便利なものへと進化しているため、課題解決のために、入れ替えも検討してください。
レイアウトに悩んだらプロに相談して、機能性の高いデザイナーズオフィスで生産性の向上を目指しましょう。
株式会社ヴィスは、『はたらく人々を幸せに。』というパーパスのもと、働く場を設計する「ワークプレイスデザイン」と、そこで生まれる体験を設計する「エクスペリエンスデザイン」という二つのアプローチを通して『ワークデザイン』を実現し、人と組織のエンゲージメントを高めながら、企業価値の持続的な向上に貢献します。
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