フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトの魅力!自然と建築の調和
皆さん、フィンランド出身の建築家アルヴァ・アアルトはご存知でしょうか。
20世紀を代表する世界的な建築家、都市開発、デザイナーであり、プロダクトデザインから絵画まで幅広い分野で活躍されてました。
以前、フィンランドに訪れ、彼が手掛けた作品に大いに感銘を受けたので今回ご紹介できればと思います。
私がアアルトを知ったのはフィンランドに行ってからでした。
オーロラ見学やサンタクロースヴィレッジで有名なロヴァニエミという都市を訪たのですが、そこはアアルトが都市開発した街でした。
街全体の構成から、行政シアター、市庁舎、図書館、教会、そして住宅までも設計していました。
私が実際見て、一番感銘を受けたので図書館でした。
フィンランドは日照時間がかなり少なく、特に冬だとロヴァニエミではたったの2時間しかない日もあるそうです。
そのため、多くの建築物はいかに日が入ってくるか、感じられるかを重視して作られています。
図書館も光が自然と感じられる設計となっていました。
また導線が定まっておらず曲がりくねっているため、歩いていて飽きず、さまざまな本と出会える仕掛けになっていました。
フィンランドにはアアルトの名前が付けられた建築大学もあります。
ヘルシンキから電車で20分ほどで行けるのですが、ここもかなり雰囲気が良かったです。
こんなところで勉強できたらどんなに幸せなのだろうと素直に思いました。
他にも映画「かもめ食堂」の舞台となり日本人の間で人気なアカデミア書店も良かったです!
アアルトは人々の暮らしをより豊かにすることを一番大切にし、周囲の環境との親和性や、空間と光の調和を常に意識して設計していました。
経済性だけを追求するのではなく、いかに人々が自然と調和できるかが考えられていたのです。
昨今、オフィスデザインはバイオフィリック(自然に対する気持ち)がホットワードになっています。
デザインを考えるうえで、いかに自然と調和できるかが、これからもっと大事になってくるのではないでしょうか。
ぜひ皆さんも機会があれば、アアルト作品に触れてみてください。
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