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2020.2.26

CULTURE

オフィスでの導入にも注目!新しい木材「CLT」を使った施設「CLT PARK HARUMI」

みなさん、こんにちは!
アシスタントチームのK.Sです。

今回は昨年末にできた「CLT PARK HARUMI(シーエルティーパークハルミ)」の様子をご紹介していこうと思います。

こんな感じでとても目をひく外観をしています。

「CLT PARK HARUMI」は、岡山県真庭市から提供されたCLT材を使い、
隈研吾建築都市設計事務所がデザイン監修、三菱地所グループが開発・設計監理・施工した施設です。

2020年秋までの約1年間にわたり、CLTの魅力を伝え、文化・情報を発信する拠点として運用された後、岡山の国立公園蒜山で移築利用される計画だそうです。

そもそも、「CLT材」とは何ぞや?ということで調べてみました。

CLTは、Cross Laminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略称で、ひき板を繊維方向が直交するよう重ね貼り合わせた、木の塊のような分厚い素材です。

新しい木質構造用材料として1990年代にドイツで開発され、ヨーロッパではすでにさまざまな建築物に使用されているそうです。
日本でも最近注目され始めました。

CLT材を使用するメリットとしては
・高い強度(優れた耐震性も)
・優れた断熱性(気密性)と高い省エネルギー効果
・施工がシンプルで短い施工期間で済むこと
・日本の森林資源を有効活用できること
などがあるそうです。

では、中の様子をご紹介します。

一番目をひくこのCLTパネルが幾重にも連続してできている建物。
中には人工芝がひいてあり、踏むと花びらが動いていくプロジェクションマッピングが!

子供たちが嬉しそうに走り回ったり、ジャンプしたり。

大人も楽しくてついつい踏みたくなってしまいます。

時々、亀やとかげが現れたりして、うちの子も夢中で踏んづけていました(笑)

ホテルや商業施設など、プロジェクションマッピングが取り入れているところが増えてきましたよね。

近い未来、オフィスでも、来客対応するエントランスや会議室への動線上などで、床にプロジェクションマッピングを取り入れることも増えるかもしれないなと思いました。

1階にはカフェもあり、家具ももちろん全てCLT材でできています。

中にはこんなベンチも!
建物ができるくらいの強度なので、家具にももちろん使えます。

オフィス内に造作テーブルやベンチなどをご提案することも多いので、
そういった際の一つの選択肢としても面白いなと思いました。

カフェの隣には「CROSSING FOREST」と表記された場所が。

CLT材の魅力を伝える動画が見られるモニターがある横には子供たちが遊べるように積み木や絵本が置いてあり、段差がたくさんあって登るのが楽しそうなキッズスペースもありました。

すべすべと滑らかな木の触感がとても気持ち良いです。

そして1階で一番印象的なのがこの階段!
こんな木の積み重なりでできた階段は見たことがなく、大迫力でした!

CLT材の活躍によって日本の風景はコンクリートから再び「木」へ回帰していくのではないかとも言われています。

オフィスでも壁や家具、床など様々なところで木目のご提案をしますが、
今後CLT材を使ったオフィスをご提案する日も遠くないかもしれないと思いました。

時間の関係で今回は2階まで行けませんでしたが、2階にも子供も大人も楽しめるスペースがたくさんあります。

特にお子さんがいるご家庭は近未来的なゲームやブロック、赤ちゃんがハイハイできる広い芝生のスペースなどもあり、ご家族で楽しめると思います!

皆さんもぜひ、CLT PARK HARUMIに行ってCLT材の良さや木のあたたかみを直に感じてみて下さい!