アメリカに本社を置くZO Skin Health合同会社様。日本事業の拡大にともなう人員増加に対応するため、移転プロジェクトがスタートしました。移転前はシェアオフィスに入居しており、コミュニケーションの希薄化やカルチャーの定着の難しさといった課題を感じており、今回の移転プロジェクトでは、その課題の解消と社員エンゲージメントを高める場づくりを目指しました。

女性社員が多いことから、落ち着いた大人っぽい雰囲気のオフィスづくりを目指し『曲線美で繋ぐ調和』というコンセプトを策定。Medical Luxuryを体現すべく、クリーンでメディカルな要素を落とし込みブランドイメージカラーの適用することで、社員の方々がリラックスして楽しく働ける環境を目指しました。ブランドを体現する柔らかい曲線をつくりだし、その曲線を空間全体でつなげることで、「らしさ」を感じられる空間を設計しています。
課題としてあげられていた交流を促していくため、自然なコミュニケーションが生まれる場として、カフェ機能をもたせたリフレッシュスペースを配置。社内イベントが行えるよう、大型モニターやプロジェクターも導入しています。また、3つの会議室の仕切りにスライディングウォールを使用することで、フレキシブルな空間活用を実現し、セミナーなどが行える環境を整えています。なかでも、1つの会議室内に商品棚を設けることで、来訪者に製品をアピールできる仕掛けも施しています。
エントランスはガラスや天然木材など質感のある素材で構成し、感性を刺激する美しい空間を演出。フリースペースからワークスペースにかけては、自由に曲がるペンダント照明を設置し、多様な形と光でシンボリックな印象を与えています。
ルームサインは、雫が流れるようなタッチとスキンケアを連想させるみずみずしさを掛け合わせ、ブランドの世界観を抽象的に表現。視線を引きつけるアイキャッチとしての役割も果たしています。また、会議室サインで資料している金属プレートには柔らかな丸みをもたせることで、冷たさを和らげ、洗練さと温かみを両立させています。

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