個性的で、ワクワクとした気持ちを掻き立てるような出社したくなるオフィスを目指してスタートしたプロジェクト。ジェンダーや国籍、障害の有無を問わず、誰もが働きやすいオフィスを構築することで社員だけでなく採用強化にもつながる環境の構築を目的としています。また、メリハリをもった働き方を実現できるような設計にすることで、集中力を高め、生産性の向上を図れる環境づくりを目指しました。

コンセプトは『New normal』。既存の枠にとどまらずオフィスデザインを多面的にとらえることで、見る人を惹きつけるという意味が込められています。リフレッシュスペースを中心に据えた回遊性のある動線計画により、自然と社内のコミュニケーションが生まれるレイアウトを実現しました。もともとのビルのスケルトン天井を活かし、ワークスペースとリフレッシュスペースをつなげることで、奥行きや一体感が感じられる空間構成となっています。また、モルタルや木目といった無骨なテクスチャーの中に、絶妙なバランスで差し色やグラフィックを取り入れることで、キャッチーでユニークな唯一無二のオフィスに仕上げました。中央の柱には北海道産ナラの無垢材を使用。素材の表情を生かしながら環境配慮（SDGs）にも貢献しています。さらに、ミクロスソフトウエア様の事業内容である「提案力」「技術力」「解決力」という提案型のトータルソリューションの要素を、既存の枠にとどまらない「多層的なデザイン」としてサイン計画にも反映。ワークエリアの壁面は事業内容をビジュアル的に表現し、会議室はルーム名である各偉人にちなんだアートを各壁面にデザインするなど、個性豊かでインスピレーションが沸く空間をつくりだしています。 撮影： Yosuke Owashi

ヴィスではその他デザインにスケルトン天井を取り入れたオフィス事例をまとめたダウンロード資料を公開しています。
スケルトン天井 オフィス事例