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【スケルトン天井】おしゃれオフィス事例8選
まずは、スケルトン天井を採用したデザイン性の高いオフィス事例を紹介します。スケルトン天井だからこそ演出できる雰囲気作り、コンセプトをご覧ください。
スケルトン+塗装
衛生レーダーの開発や運用を行うSynspectiveでは、スケルトン天井からつながる壁に青色のグラデーション塗装を施し、宇宙空間を感じさせるオフィスデザインを目指しました。
お客様を出迎えるエントランスでは、視覚的に企業ブランドを発信できるよう、コーポレートカラーの青色の塗装を採用しています。また、個性的なペンダントライトを効果的に使い、近未来を感じさせるような空間を創出しています。
スケルトン
freeeでは、リモートワークにより社員同士の対面コミュニケーションが減少したことを背景に「社員が自発的に出社したくなるオフィス」をテーマとした、社内での偶発的な出会いや話題を生み出すデザインを目指しました。
調理やDIY、キャンプなど楽しめるコンセプトスペースが各所に配置されたワークスペースでは、開放感を味わえるフルスケルトンの天井を採用しています。壁や間仕切りもないため、多彩なスぺースに社員が気兼ねなく立ち寄れる、アクセシビリティに配慮された空間となっています。
スケルトン+白塗装
三菱UFJフィナンシャルグループは、平和不動産所有の物件をイノベーション創出の場「MUFG SPARK」としてリニューアルしました。多目的スペースやソーシャルラボなど各フロアごとにテーマを持たせ、それぞれのテーマに合わせたオフィスデザインを施しています。
イベントスペースやコワーキングの機能を持つ2Fフロアでは「イノベーションハブ」というテーマをもとに、白塗装を施したスケルトン天井を採用しました。壁面アートやネオンサインなどの仕掛けにもこだわり、「新しいものを生み出す場所」であることを感じさせる前衛的な空間です。
▶平和不動産株式会社/三菱UFJフィナンシャルグループのオフィス施工事例
ハーフスケルトン(曲線ライン)
営業支援サービスを提供するフロンティアでは、事業拡大に伴う移転の際に、カラードットと曲線をモチーフにしたデザイナーズオフィスへと空間を一新しています。自由に働き方を選べるようフリーアドレスを導入し、眺望のよい窓際にはカウンター席やテレブースを設定しました。
曲線をベースにした空間づくりに合わせて、天井パネルを曲線に切り抜いたハーフスケルトン天井を採用しています。さらに、丸いパネルや円形の照明を点在させ、自社カラーを感じさせる個性的なオフィス空間を演出しています。
スケルトン(グリッド残し)
ペット保険会社のアイペットでは、業務内容や働き方、その日の気分によって自由に場所を選べるよう工夫しつつ、新しいアイデアとの出会いなど出社するメリットが感じられるオフィスを目指したデザインをしています。
社員が安心できる空間にしたいという希望から、ワークスペースではグリッドを残したスケルトン天井を採用しました。グリッドを残すことでスケルトン天井にありがちな無機質さを中和し、温かく丸みのあるオフィスデザインと調和した天井となっています。
スケルトン(ベース照明残し)
PR TIMEでは、リモートワークとのバランスを考慮し、対面でのコミュニケーションを重視したレイアウトを追求しています。景観の良さや窓の多さを活かし、開放感のある空間を創出しました。
メインエントランスは、既存の照明を残した個性的なスケルトン天井となっています。共有部からワークスペースへの自然な導線にも配慮し、上品さがありつつもインパクトを感じるオフィスを目指しました。
スケルトン(ビル条件活用)
キャリアインデックスでは、働く環境の快適性や働き方の多様性向上を意識したオフィス作りを行いました。社員が多目的に使用できるフリースペースを最も良いエリアに設けて、快適性を高めています。
また、ビル自体がスケルトン天井であり、リニューアル前からデザイン性の高い空間が整っていたため、その環境を活かしたこともポイントです。空間の区切り方や照明の配置を工夫し、よりスタイリッシュな空間へと仕上げています。
<h3>天井塗装</h3>
NTTデータでは「ネイチャー×サイエンス」という2つのイメージを融合させたオフィス空間を作りました。ブルーを基調に先進的な雰囲気に仕上げたエントランスに反して、執務室はグリーンや木目などを効果的に使用したナチュラルなデザインとなっています。
円形ソファとシンボルツリーが配置されたオフィス中央は、塗装を施したスケルトン天井を採用しています。白色の塗装を施したことで空間全体が明るくなり、無機質さを感じさせない温かみのある空間を創出できています。
スケルトン天井の照明設置に関するポイント
開放的なオフィス空間を創出できるスケルトン天井ですが、取り入れる際には照明の設置方法に注意が必要です。
注意点を把握した上で施工業者とよく相談し、後悔のないデザインを目指しましょう。
部屋が暗くならないよう調光を意識する
スケルトン天井を採用すると通常よりも天井が高くなるため、従来の照明では十分な明るさを確保できないケースがあります。空間が広くなっても部屋が暗いと開放感を得られず、業務に支障をきたすかもしれません。
業務の生産性を高めるためには、調光機能のある照明を取り入れるとよいでしょう。特に、ワークスペースや会議室では、集中力が高まるようしっかりと照度が確保された空間が必要です。
間接照明を適宜使用して暗くならないようにする
広い空間をカバーできるよう、ライトの数や種類を検討することも大切です。天井照明のみで十分な明るさを確保できない場合は、間接照明を配置するとよいでしょう。
また、間接照明を活用するとスペースごとに違った雰囲気を演出することもできます。リフレッシュスペースには温かみのある暖色ライト、集中ブースでは青みがかった白色ライトを使用するなど、空間に合わせた照明計画を策定しましょう。
スケルトン天井は「部屋の暗さ」「調光」を意識しよう
一口にスケルトン天井といっても、施工の方法次第でさまざまな空間を演出できます。無機質で近代的な印象が強いかもしれませんが、パネルや塗装の使い方を工夫すれば、温かみのある雰囲気のオフィスを作ることも可能です。
また、スケルトン天井を採用する際には、照明の数や配置を意識し、部屋の明るさを確保するよう注意しましょう。社員の生産性が高まるよう、調光を考慮した照明計画のもとスケルトン天井を取り入れてください。
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